アナログテレビ放送送信施設一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 02:06 UTC 版)
「名古屋テレビ塔」の記事における「アナログテレビ放送送信施設一覧」の解説
(過去) チャンネル放送局名コールサイン空中線電力ERPアンテナの位置1ch THK東海テレビ放送 JOFX-TV 映像10kW/音声2.5kW 映像105 kW/音声26 kW NHK名古屋Eテレ・NBNと同じ高さ(地上135メートル) 3ch NHK名古屋総合 JOCK-TV 映像58 kW/音声14.5 kW 先端最上部(地上180メートル) 5ch CBC中部日本放送 JOAR-TV 映像92 kW/音声23 kW NHK名古屋総合のすぐ下(地上170メートル) 9ch NHK名古屋教育 JOCB-TV 映像120 kW/音声30 kW NBNと背中合わせ(地上135メートル) 11ch NBN名古屋テレビ放送 JOLX-TV 映像115kW/音声29 kW NHK名古屋Eテレと背中合わせ(地上135メートル) 放送対象地域はNHK名古屋総合が愛知県、教育が全国放送。CBC・THK・NBNは中京広域圏(東海3県)。 放送エリアは東海3県の愛知・岐阜・三重の各県。また、受信感度は劣るものの、静岡県西部地方の一部(浜松市や磐田市など)にも届いていたことがあった。また、岐阜県飛騨市の流葉地区にある神岡流葉中継局が140キロメートル以上離れているテレビ塔から放送波を直接受信してUHF波に変換していた。 アンテナ設置当時、NHK総合とCBCとでどちらが最上部に設置するのかで係争になった経緯がある。アナログのテレビ放送は周波数の高い方が波長が短くなり、アンテナの構造も軽くなることから、本来ならば5チャンネルを取得したCBCが上、3チャンネルで実験放送をしていたNHK総合が下になるはずだが、NHKはテレビ塔建設をリードしたことを理由に上になることを譲らなかった。そのため神野は当時CBC常務でテレビ塔設立委員でもあった小嶋源作を設立委員から外し、NHK総合が最上部・CBCがその下になることを一気に決めたとされる。以上の経緯から、CBCは強度のあるアンテナを開発せざるを得なくなり、設計面では円柱から四角柱への変更、さらに技術的な面では電波の死角をなくすための対策などの苦労を重ねた末、国産第1号のアンテナの開発に成功している。このアンテナ係争によって最上部がスマートでなくなってしまったため、設計者の内藤は「君らは何でもかんでもくっつけて…」とおかんむりだったという。 全局が2011年(平成23年)7月24日に停波、同日をもって全て廃止された。
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