アドバンスド大戦略 -ドイツ電撃作戦-
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1991年6月17日にメガドライブ版として発売。当時は難易度の高さや、ハード的な制約によるCPU側の思考時間の長さで知られていた。メガドライブ版にもドイツ軍による第二次世界大戦勝利というエンディングが用意されているのだが、難易度は非常に高い。レオポルド、カール列車(戦車)、マウス、V2ロケットなど、他の第二次世界大戦を扱ったゲームには登場しない数々の珍兵器が使用できることなどが当時としては画期的な部分が多かった。なお、本作では駆逐戦車は移動後に攻撃不可という扱いになっており、運用にかなりの制限がなされている(駆逐戦車の扱いは以降のシリーズにおいて様々な処理が試みられている)。一部兵器Me163Cを使用するとフリーズするバグが存在する。Me264の隠し兵装カクバクダンによる核攻撃が可能である、隠しコマンドでマップエディットが可能である、等の特徴もある。 本作の特徴としては、メガモデムを用いた通信対戦が可能である点があげられる。この要素の提案者でプランナーの南人彰は、元々4MバイトのROMで開発していたがすぐになくなってしまい、追加の容量を得るための口実としてモデムの導入を提言したとセガの「名作アルバム」の中で説明している。2006年2月23日に『セガエイジス2500シリーズVol.22アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦』としてプレイステーション2に移植された。レイティングはCERO:A(全年齢対象)。マップやキャラなどが3D化された他、メガドライブ版で1ターンあたり約20分かかった思考スピードが約3分半にまで短縮された。また、同年4月27日にはメガドライブ版オリジナルバージョンのBGMが収録された『セガ・シミュレーションBEST ~アドバンスド大戦略 オリジナルサウンドトラック~』が発売された。 但しプレイステーション2移植版には「敵ユニットの多くがマップ左上に勝手に進む」などの致命的なバグがある。これらについてはメーカーに送れは修正するサービスがあったが現在はサービスを終了している。修正版との見分け方はディスク表面の色で区別できる(修正前は赤基調のデザイン、修正版は水色基調のデザイン)
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