アドバンスド・ファンタズム・アドベンチャー
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本作を改訂した第2版は『アドバンスド・ファンタズム・アドベンチャー』として、1990年9月、大日本絵画より出版された。デザインは同じくトロイ・クリンステンセンである。やはり日本でデベロップされた(追田 誠一/土屋 光司)。雑誌でのサポートは『ゲームグラフィクス』の他、『コミックノイズィ』でもモノカンの悪魔たちの紹介が行われた。 システムの特色として、すべてのキャラクターを数値的に徹底的に差別化した表現が可能であり、またそれが強要されることがあげられる。たとえば特定の(ブロードソードの様な)武器についてダメージを決めるダイスの種類が指定されるのではなく、DFMと呼ばれるキャラクターの筋力や武器のダメージ特性を合計した結果、たとえ同じ武器を貸し借りしたとしても能力の違うPCが振るった場合、まったく異なるダイスを振ることが起こりうる。同様に射撃武器についてもその射程が武器によって固定されるのではなく、武器ごとの基本射程にキャラクターの能力値を合計した修正を掛け合わせることで最終的な射程を得る。鎧についてもキャラクターの体格の大小によってその重さや耐久度が変わることになっており、キャラクターメイキングに慣れるまでに相当な時間が必要となることもあった。 この数値的な差別化は成長システムにまで徹底されており、キャラクターはシナリオクリアによる基本的な経験点のほかに、その個人的な冒険の目的(スリルシーカー、富の所有、戦いの回避、等)を達成することでも経験をつむ事ができる様に配慮されていた。
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