アザリア・パリッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 21:47 UTC 版)
「ガイア・ギアの登場人物」の記事における「アザリア・パリッシュ」の解説
声:麦人 ズィー・ジオン・オーガニゼーション(メタトロン)の実質的な指導者である初老の男性。組織内の階級は少将で提督と呼ばれる。シャア・コンテニュー・オペレーションを引き継ぎ、再生した「シャア・アズナブル」が現れた時に備えて各地に散在していた反地球連邦運動を行なう勢力を糾合し、ズィー・オーガニゼーションを創り上げた。当初の目標通りにアフランシをリーダーに迎えたものの、かつての英雄シャア・アズナブルの再来をアフランシに期待するあまり、それに応えようとしないアフランシに失望する。その硬直化した思考が後に組織に混乱を招く事となった。 アフランシと初めて対面すると「閣下」と呼び掛け、それまで行動を共にしてきた周囲の者たちの彼に対する気やすい態度を改めるよう注意したが、アフランシ自身に拒否された。するとアフランシを不穏分子または敵として扱っていいのかと脅した。マドラス・カリアが取りなそうとすると、今度は彼をアフランシに危険を冒させすぎた罪か本物のシャアの再来か確認せずに連れてきた罪で問責委員会にかけると脅した。アフランシは自分が作戦の指揮を執ると宣言して話の主導権を奪った。なおも不満を漏らし、アフランシの職務権限の一考を訴える彼に、アフランシはそんなことは作戦終了後に時間をかけて検討すればいいとして、強引に話を打ち切った。提督は一応彼の主張を受け入れて承認したものの、アフランシにシャアの再来となって欲しいと考える提督と自分はシャアのコピーではないと考えるアフランシの間には、この時点ですでに大きな認識のズレがあった。 アフランシたち先遣隊が地球降下後、第二波の増援では十分な機体を送らず、送信した情報も不正確なものであった。この時点で彼らメタトロンの首脳部とマハを疎んじる地球連邦政府と利害が一致し、裏取引することが決まっていたからである。すでにマザー・メタトロンを譲る事を条件に反地球連邦政府活動の罪を帳消しにしてもらい、組織ごと連邦政府に吸収される計画が進んでいた。そして連邦軍にアフランシの処分を求められると、ついに思い通り動かないアフランシを抹殺することを決め、ブノア・ロジャックにアフランシの殺害を命じた。 ラジオドラマ版 マザー・メタトロンの実質的な指導者。元々は地球連邦軍の軍人であったが、連邦内部の腐敗に嫌気が差して10年程前に退役してメタトロンに参加した。 一向にシャアを演じようとしないアフランシに対して失望し、彼が地球に下りた後は一切の補給・支援活動を行わなずに見捨てる。最終的にはアフランシを切り捨てて連邦と手を組むことを決意した。
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