アカウント停止についての議論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 22:35 UTC 版)
「LiveJournal」の記事における「アカウント停止についての議論」の解説
2007年5月、LiveJournalは約500のアカウントとコミュニティを停止し、これがCNETで「LiveJournalの数千の顧客の反乱」と評され、Warriors for Innocence といった活動家グループがウェブサイトに児童ポルノを掲載していたと報じられた。 シックス・アパートの代表取締役会長 Barak Berkowitz は、「我々はサイトやジャーナルのレビュー方針を再検討し、多くのジャーナルが我々の方針に適合せず、そのまま公開し続けるのは妥当ではないと判断した」と述べている。その後 Barkowitz はLiveJournalのニュースコミュニティに投稿し、謝罪しつつ停止後の予定を説明し、停止されたジャーナルはレビュー後にオンラインに戻される可能性もあるとした。特に彼は、これが通常のジャーナル停止の手順を踏んでいなかったことを認め、次のように述べた。 それらのジャーナルは容易に修正可能な問題で停止とされた……これはそのジャーナルやコミュニティの所有者と全くやり取りせずに決行された。それらのジャーナルは、レビュー実施中に誤りを生じないよう一時停止された。 主に反発したのは、コミュニティやジャーナルを停止させられたファン・フィクション作家たちで、彼らが興味のあるワードとして "incest"(近親相姦)や "non-con"(non-consensual、すなわち「合意のない(性行為)=強姦」の意)といった単語を掲載していただけで停止になったと思われたからである。それらコミュニティは不法行為を奨励する内容ではなかったが、それ以上内容を精査しなかったと言われている。 単なるファンのコミュニティだけでなく、児童の性的虐待や強姦について議論しているものや、時には治療目的の相談を行っているものや文学的なものまで停止させられたということに、コミュニティは当初混乱した。 2007年5月31日、BerkowitzはLiveJournalのニュースコミュニティに、シックスアパートは停止させたジャーナルの半数を戻す作業をしていることを発表した。戻されるジャーナルは、ファンダム関係、フィクション関係、プロフィールに不適切な単語があっただけのもの、とされた。それ以前にCNETのインタビューに答えて Barkowitz は、1ダース以上のジャーナルが再開されるようなら「ショックを受ける」だろうと語っていた。 2007年7月19日、LiveJournalの Abe Hassen はLiveJournalのジャーナル停止ポリシーを明確化する声明を公開した。さらに2007年8月7日に声明が更新されている。
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