りかん

実用日本語表現辞典

罹患

読み方：りかん

罹患とは、罹患の意味

罹患とは、病気にかかること、疾病すること。読み方は、「りかん」。例えば、風邪を引くことを「風邪に罹患する」といい、癌になることを「癌に罹患する」という。

罹患の語義

罹患の罹は、「～をこうむる」「～にかかる」といった意味を持つ漢字である。災いをこうむることを「罹災」といい、病にかかることを「罹病」という。患は、病気、病んでいるなどの意味を持っている。病気の人を「患者」といい、病んでいる箇所を「患部」という。

罹患の慣用句

罹患数、および罹患者数は、病気にかかった人数のことである。罹患年令は、病気にかかった年令のことであり、罹患率はある一定の期間に対してどのくらい病気にかかった人が発生したかを示したものである。

罹患の類語

罹患の類語には、発病や罹病、疾患、疾病などの語が挙げられる。

罹患の英語表現

罹患を英語で表現すると、fall ill、contract a disease となる。contract は「（病気などに）かかる」という意味、disease は「病気」という意味である。ちなみに、罹患率を英語でいうと、disease prevalence、disease rate などとなる。

（2020年6月5日更新）

デジタル大辞泉

り‐かん【利勘】

読み方：りかん

［名・形動ナリ］

１ 利害得失を計算してかかること。損得に敏感で抜け目がないこと。

「あんな事もあらうかと、主の—」〈浄・浪花鑑〉

２ 経済的なこと。また、そのさま。

「—で至極よいが、その紐はあまり太いの」〈滑・早変胸機関〉

り‐かん〔‐クワン〕【理観】

読み方：りかん

仏語。万物の理法そのものを観察する修行法。

り‐かん〔‐クワン〕【^×罹患】

読み方：りかん

［名］(スル)病気にかかること。罹病。「コレラに—する」

り‐かん【離間】

読み方：りかん

［名］(スル)仲たがいをさせること。互いの仲を裂くこと。

「定公と孔子との間を—しようと」〈中島敦・弟子〉

PDQ®がん用語辞書

罹患、罹患率

【仮名】りかん
【原文】morbidity

疾患または人口における疾患の発生率。ある治療法が原因の副作用を指す場合もある。

Weblio日本語例文用例辞書

「りかん」の例文・使い方・用例・文例

• 今日はわりかんにしよう。
• 随分勉強するのだが, それでも学校の成績はあまりかんばしくない.