なつおとめ【ナツオトメ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10382号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | なつおとめ よみ:ナツオトメ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田雅夫、京谷英壽、山口正己、小園照雄、中村ゆり、西村幸一、土師岳、福田博之、三宅正則、木原武士、八重垣英明、鈴木勝征 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「あかつき」に「よしひめ」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮の地色及び果肉の色が白、育成地(茨城県つくば市)では8月上旬に成熟する早生種である。樹姿はやや直立、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉身の形は中、葉縁の波打ちは少、葉の大きさは中、葉身の色は緑、光沢は中、蜜腺の形は腎、花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は濃桃、不完全花の多少は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄緑、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹はやや浅、梗あの深さは深、広さは中、赤道部の縫合線は浅、果頂部の縫合線は中、果実の大きさは大、果皮の地色は白、果皮の着色はやや多、濃さは中、形は条、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は微、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥皮性は難、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味はやや多、酸味は微、渋味及び苦味は無、香気は多である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは中、色は褐、核面の粗滑は中である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は111~120日で育成地においては8月上旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少はかなり少、核割れの多少及び裂果は無である。「あかつき」及び「よしひめ」と比較して、花弁の色が濃桃であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和59年に農林水産省果樹試験場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所(茨城県つくば市))において、「あかつき」に「よしひめ」を交配して得られた実生苗を養生し、平成2年、その中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
なつおとめ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/09 00:11 UTC 版)
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出典
- ^ 品種詳細 なつおとめ:農研機構 Archived 2013年3月12日, at the Wayback Machine.
- ^ 栃木県/なつおとめ
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