とれいゆ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 14:52 UTC 版)
「とれいゆ つばさ」も参照 R18編成は川崎重工業車両カンパニー(兵庫工場)に海上輸送され、観光列車「とれいゆ」に改造された。デザインは奥山清行が担当。「とれいゆ」という名称は「トレイン(列車)」と「ソレイユ(フランス語で太陽の意味)」を組み合わせた造語で、「食(太陽の恵みによる様々な食材)」、「温泉」、「歴史・文化」、「自然」を温泉街のように散策しながら列車の旅を楽しむ、というテーマが凝縮された列車であることから命名された。エクステリアは山形県中央部にある「月山」をモチーフとした緑色を中心に、山形県を流れる「最上川」をモチーフとした青色を先頭部に、蔵王をモチーフとした白色を全体的に配している。 福島駅 - 新庄駅間の山形新幹線区間で臨時列車「とれいゆ つばさ」として2014年7月19日に営業運転を開始した。定員は143名(120名)で、全車指定席として運行される。6両編成で、11号車(23席)が普通車指定席、12 - 14号車(120席)が「お座敷指定席(語らいの間)」、15号車が「湯上りラウンジ(モノや人との出会いの間)」、16号車が「足湯(くつろぎの間)」となっている。 なお、「とれいゆ」に改造されたR18編成は700番台に改番され、2014年6月25日から試運転が開始された。番号の新旧対照は次の通り。 E311-18→E321-701 E326-18→E326-701 E329-18→E329-701 E328-18→E328-701 E325-18→E325-701 E322-18→E322-701 元グリーン車のE311形が普通車に格下げされて新形式のE321形が誕生したが、座席はグリーン車時代のものを使用している。 2022年3月をもって引退することが発表された。定期運行は3月6日で終了し、それ以降は旅行商品専用列車として運行し、3月31日の「山形発 とれいゆ つばさで行く新幹線総合車両センター」がラストランとなる予定だったが、3月16日に発生した福島県沖地震の影響で東北新幹線が不通となったため、3月27日の「ありがとう とれいゆ つばさフィナーレ号」が事実上の最終運行となる。とれいゆつばさの引退により、E3系のR編成を名乗る車両は消滅する。 E321-701 E326-701 E329-701 E328-701 E325-701 E322-701
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