ちとせ (護衛艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 14:59 UTC 版)
| ちとせ | |
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1987年父島二見港にて
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| 基本情報 | |
| 建造所 | 日立造船 舞鶴造船所 |
| 運用者 | |
| 艦種 | 護衛艦(DE) |
| 級名 | ちくご型 |
| 艦歴 | |
| 計画 | 昭和45年度計画 |
| 発注 | 1970年 |
| 起工 | 1971年10月7日 |
| 進水 | 1973年1月25日 |
| 就役 | 1973年8月31日 |
| 除籍 | 1999年4月13日 |
| その後 | 解体処分 |
| 要目 | |
| 基準排水量 | 1,480トン |
| 満載排水量 | 1,900トン |
| 全長 | 93.0m |
| 最大幅 | 10.8m |
| 深さ | 7.0m |
| 吃水 | 3.6m |
| 機関 | マルチプル・ディーゼル方式 |
| 主機 | 三菱 12UEV30/40Nディーゼルエンジン × 4基 |
| 出力 | 16,000PS |
| 推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
| 速力 | 最大速 25ノット |
| 燃料 | 274トン |
| 航続距離 | 20ノットで5,500海里 |
| 乗員 | 165名 |
| 兵装 | 68式50口径3インチ連装速射砲×1基 Mk.1 40mm連装機関砲×1基 74式アスロック8連装発射機×1基 68式3連装短魚雷発射管×2基 |
| FCS | FCS-1B (3インチ砲用) Mk.51 (40mm機関砲用) SFCS-4 水中攻撃指揮装置 |
| レーダー | OPS-14 対空 OPS-17 対水上 |
| ソナー | OQS-3A 艦首装備式 SQS-35(J) 可変深度式 |
| 電子戦・ 対抗手段 |
NOLR-5 ESM |
ちとせ(ローマ字:JDS Chitose, DE-220)は、海上自衛隊の護衛艦。ちくご型護衛艦の6番艦。艦名は千歳川に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の巡洋艦「千歳」、空母「千歳」に続き3代目にあたる。
艦歴
「ちとせ」は、第3次防衛力整備計画に基づく昭和45年度計画警備艦1220号艦として、日立造船舞鶴造船所で1971年10月7日に起工され、1973年1月25日に進水、1973年8月31日に就役し、第4護衛隊群第35護衛隊に編入され大湊に配備された。
1982年3月27日、横須賀地方隊隷下に第37護衛隊が新編され「あやせ」とともに編入、定係港が横須賀に転籍。
1986年11月の伊豆大島三原山噴火による災害派遣活動に従事。
1996年5月16日に実施された第57回下田黒船祭にアメリカ海軍ミサイルフリゲート「カーツ」等とともに参加する。
1997年2月4日、千葉県犬吠埼沖で遭難した船舶の捜索に護衛艦「あまぎり」等とともにあたる。
1999年4月13日、除籍。25年7ヶ月の就役期間中、監視任務に32回、グアム・フィリピン方面海上実習に6回、自衛隊観艦式に4回参加。総航程は約53万2,700浬、地球約25周分、月までの距離に換算すると約1往復半に及んだ[1]。
脚注
- ^ 海上自衛新聞・1999年(平成11年)5月14日(金)第2面「栄光の艦歴閉じ、艦旗返納」
参考文献
- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
- 『世界の艦船 第610集 』(海人社、2003年5月号)
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