その他の公害病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:41 UTC 版)
光化学スモッグによる健康被害 工場や自動車から大気中に排出された窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)が、紫外線で光化学反応を起こし、光化学オキシダントが発生する。この光化学オキシダントが人の目や呼吸器などを刺激して、健康被害が発生する。 アトピー 多くの有害物質が一般環境中に放出されており、複合的に症状が表れるとも考えられている。 土呂久砒素公害 砒素焼きをしていた宮崎県高千穂町の旧土呂久鉱山のまわりに慢性ヒ素中毒患者が発生した。1971年に告発され、環境庁も認定し、鉱業権をもった企業への裁判もあった。 川崎公害 神奈川県川崎市で発生した工場及び自動車の排ガスによる大気汚染の被害があった大規模公害。 西淀川公害訴訟 大阪市西淀川区の工場からの硫黄酸化物などの排出や自動車排気ガスの大気汚染による健康被害。1970年11月の段階で公害被害者認定患者は1055人に達し、西淀川区の住民の約100人に1人が公害病に認定される状況まで悪化した。この比率は当時、公害で悩まされていた四日市市や川崎市を大きく上回った。裁判は第1次訴訟から第4次訴訟にわたり延べ726人が原告となる日本最大の公害訴訟となった。 六価クロム事件 1970年代、江戸川区と江東区の日本化学工業で、従業員に肺がんや鼻中隔穿孔などの健康被害が多数発生した。 花粉症[要出典]
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