スペースシャトル(すぺーすしゃとる)
1981年4月12日、スペースシャトル「コロンビア」が初飛行した。現在使用されているスペースシャトルには、この「コロンビア」を含め、「ディスカバリー」、「アトランティス」、「エンデバー」の4種類がある。
スペースシャトルは、ダブルデルタ翼をもつオービター、固体ロケット・ブースター、使い捨ての外部燃料タンクから構成されている。オービターとは、通常目にするスペースシャトルの本体のことであるが、上に挙げたスペースシャトルの機種になる。燃料電池発電システムを増強して最長16日間の宇宙飛行ができる滞在延長型オービターへと改修されている。
1986年、「チャレンジャー」打ち上げ時の空中爆発で搭乗者全員が死亡するとい事故があり、打ち上げ計画が一時停止していた。この事故は、「チャレンジャー」の通算25回目の打ち上げのときに起こった。
滑空飛行などのテスト用として開発された「エンタープライズ」を合わせると、これまでに計6機のスペースシャトルが建造されている。
(2000.02.03更新)
スペースシャトル(すぺーすしゃとる)(space shuttle)
一般のロケットが使い切りなのに対して、地球と宇宙の間を何度も往復して人や貨物を運ぶことができる。アメリカの航空宇宙局 (NASA) が1981年に開発した。
スペースシャトルを打ち上げるときは、オービターと呼ばれる本体にくっついて、2本の固体ロケット・ブースタと1本の外部燃料タンクが推進を補助する。また、帰還するときは、地球の大気圏に突入したあと、普通の飛行機と同じように水平飛行で着陸する。
人類を月に送ったアポロ計画の次となるスペースシャトル計画は、コロンビア号が1981年4月12日に初めて軌道飛行に成功した。
そのコロンビア号が28回目の飛行で、帰還直前に空中分解する事故を起こした。スペースシャトルでの重大な事故は、1986年の打ち上げ直後に爆発したチャレンジャー号以来2度目のこと。
NASAは、事故原因が解明されるまでシャトル計画を無期限で凍結すると表明したが、国際宇宙ステーションなど今後の宇宙開発への影響は避けられない。
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(2003.02.05更新)
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