針小棒大
針小棒大とは、針小棒大の意味
針小棒大とは、どうでもいいような些細なことを大げさに誇張して表現すること、を意味する表現。「針」を「棒」であるかのごとく言う、という比喩的表現。名詞もしくは形容動詞。「針ほどのことを棒ほどに言う」ともいう。針小棒大の語の由来・語源
針小棒大の語は、日本のことわざ「針ほどのことを棒ほどに言う」を簡潔に四字熟語化した表現と考えられる。中国古典などに語源といえる表現は見いだされず、そのため故事成語とはいえない。ちなみに中国では、針小棒大と同じことを「誇大其詞」と表現する。「誇大其詞」は「攻愧集」を出典とする故事成語である。針小棒大の語の使い方(用法)、例文
針小棒大の類語と使い分け
針小棒大は「大げさに言う」ということである。その意味では「大言壮語」や「大風呂敷(を広げる)」などが類義語・類似表現として挙げられる。「大言壮語」は、大袈裟に表現することであるが、とりわけ「自分の実力では実現できそうもない(分不相応の)大きなことを言う」という意味で用いられる。使い所は「自身の評価」に限定される。「大風呂敷を広げる」も「とうてい現実に即さない大げさなことを言う」「ほらを吹く」という意味の表現であり、使い所は「計画・目標に関する大げさな表現」に限られる。
針小棒大の英語
針小棒大は英語では exaggeration などの語で表現される。exaggeration は「過言」「誇張」とも訳される単語。しんしょう‐ぼうだい〔シンセウ‐〕【針小棒大】
しんしょうぼうだい
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