きんとき

デジタル大辞泉

きんとき【金時／公時】

読み方：きんとき

源頼光の四天王の一人、坂田金時のこと。幼名は金太郎。

１ 金太郎をかたどった人形。

２ 《が赤ら顔であるところから》顔の赤い人。

３ 甘く煮た小豆の上に、細かく削った氷を盛った食べ物。氷あずき。氷金時。

４ 《「金時芋」の略》川越芋の別名。

５ 「金時豆」の略。

食品成分データベース

きんとき

食品名(100g当たり)	廃棄率(%)	エネルギー(kcal)	水分(g)	たんぱく質(g)	脂質(g)	炭水化物(g)	灰分(g)
野菜類-野菜類/(にんじん類）/きんとき/根、皮むき、生
野菜類-野菜類/(にんじん類）/きんとき/根、皮むき、ゆで
野菜類-野菜類/(にんじん類）/きんとき/根、皮つき、生
野菜類-野菜類/(にんじん類）/きんとき/根、皮つき、ゆで

京ことば

きんとき

京ことば	意味
きんとき	あずき

大阪弁

きんとき

大阪弁	訳語	解説
きんとき	こおりあずき	金時。砂糖を加えて煮たあずきのあんとかき氷の組み合わせ。顔の赤い人の名から。「宇治金時」は、抹茶を加えたきんときのこと。夏の和菓子。

隠語大辞典

きんとき

1. 同上（※「きゅうかん」参照）。〔第二類　人物風俗〕

金時

読み方：きんとき

1. 赤色。小豆。靴。斧を云ふ。
2. ⑴酒に酔つて顔の赤いこと。⑵〔犯〕玄関先の履物を盗む泥棒のこと。
3. ①斧。金時の斧より連想。②玄関先にある靴その他履物類を窃取する者をいう。③小豆、赤色、などをいうこともある。

金時

読み方：きんとき

1. 赤イコトヲ云フナリ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・滋賀県〕
2. 赤イト云フコトナリ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・滋賀県〕
3. 赤色。〔第七類　雑纂〕

分類 滋賀県

金時

読み方：きんとき

1. 小豆ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・長野県〕
2. 小豆ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・島根県〕
3. 小豆ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・和歌山県〕
4. 小豆ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・熊本県〕
5. 小豆ノコトヲ云フ。〔第三類　飲食物之部・福岡県〕
6. 小豆。〔第六類　器具食物〕

分類 和歌山県、島根県、熊本県、福岡県、長野県

金時

読み方：きんとき

1. 玄関先ニ脱キ置キタル靴其他履物類ノ窃盗。〔第三類　犯罪行為〕
2. 玄関先の履物を盗む盗賊。刑事の用語。
3. 〔犯〕屋外盗の一種。別項参照。
4. 玄関先にある靴其他履物類を窃取する者を云ふ。

分類 刑事、犯

金時

読み方：きんとき

1. 斧。〔第六類　器具食物〕
2. 斧のことをいふ。金時は斧を持つて居るからいつたもの。〔犯罪語〕
3. 〔犯〕斧のこと。金時の持つまさかりの意。
4. 斧。〔一般犯罪〕

分類 犯、犯罪、犯罪語

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