国連気候変動枠組み条約締約国会議
別名:気候変動枠組み条約締約国会議、気候変動枠組条約締約国会議
英語:Conference of the Parties to the UNFCCC、COP
気候変動枠組条約について協議する国連会議。略して「COP」。COPという語自体は、ある条約に関する締約国の会議を意味する語であるが、一般的には地球温暖化対策について国際的に協議する会議を指す。
国連気候変動枠組み条約締約国会議は年次で開催されている。通常、第3回会議を「COP3」、第15回会議を「COP15」というように、開催回数と合わせて表記する。
1997年12月に開催された第3回会議、すなわち第3回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP3)では、先進国が排出する排気ガスを2008年から2012年にかけて5%削減することを定める「京都議定書」が策定された。
関連サイト:
COP3 地球温暖化防止京都会議 - 環境省
きこうへんどうわくぐみじょうやく‐ていやくこくかいぎ〔キコウヘンドウわくぐみデウヤクテイヤクコククワイギ〕【気候変動枠組(み)条約締約国会議】
気候変動枠組み条約締約国会議(きこうへんどうわくぐみじょうやくていやくこくかいぎ)
1992年の地球サミットで気候変動枠組み条約が締結された。地球温暖化に対し、地球規模で対策を取るためである。これに基づいて、1995年、ドイツで初めて第1回締約国会議が開かれた。2000年は第6回目にあたる。
1997年に京都で開かれたた第3回会議では、「温室効果ガスを先進国が1990年レベルよりも5.2%減らす」ことが決められた。これを京都議定書と言う。先進国に対し、法的拘束力のある数値目標を設定する。期間は2008年からの5年間である。
ただし、京都議定書はまだ発効していない。これは、議定書の発効には、55カ国以上の批准が必要なためである。ところが、制度の詳細が決まってないことを理由に、日本を含む先進国は、京都議定書の批准を行っていないのである。
多くの国が、2002年までに議定書を発効させたいと考えている。このためには、京都議定書の具体的な骨子をまとめなければならない。
今回の会議では、京都議定書を発効させるための、原則・手続き・指針などを決める。これによって、京都議定書を批准可能な形にすることが目標である。とりわけ、排出量取引、共同実施、クリーン開発などの京都メカニズムについて、詰めの討議を行う。
(2000.11.16更新)
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