可処分時間とは? わかりやすく解説

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可処分時間

読み方:かしょぶんじかん

「可処分時間」は、「個人自分裁量自由に過ごせ時間」を意味する表現要する個人の自由時間のこと。「可処分所得」をもじった用語であり、主にビジネス・マーケティング分野用いられる表現である。「有限な個人消費者)の可処分時間を企業奪い合う」という構図が、昨今ビジネス分野において関心事として注目されている

そもそも可処分所得」は「個人の収入のうち自分好きに消費できる収入」を指す語である。具体的には、各種税金社会保険料などが差し引かれ残り生活費である。衣食住趣味レジャーどのように使うかは個人次第である。

企業は、自社商品サービス買ってもらう(可処分所得割いてもらう)ために努力するわけである。

「可処分時間」は、可処分所得なぞらえて言えば個人生活する中で自分好きに消費できる時間」のことである。具体的には、1日の生活のうち睡眠仕事通勤などの時間差し引いた残り時間のことである。自由時間どのように過ごすからは個人次第である。

企業は、自社商品サービス利用してもらう(可処分時間を割いてもらう)ためにマーケティング上の努力するわけである。

1日24時間限られている。可処分時間を増やすことは、可処分所得増やすことと比べても、かなり難しい。リモートワーク普及により通勤時間削減されその分だけ可処分時間が増えた、というようなケースはめったに起きない

個人の可処分時間を割いてもらう」という考え方に立つと、企業競合する相手同業他社だけではないということになる。たとえばサブスク型の音楽配信サービス動画配信サービスは、同業ひしめき合う激戦分野であるが、むしろソーシャルメディアソーシャルゲーム動向の方が脅威になる可能性がある。遊園地レジャー施設競合として意識される場合もある。

個人消費者の側も可処分時間に対す意識以前くらべて先鋭化している。近年は「タイパタイムパフォーマンス)」という考え方明確に重視されるようになり、時間無駄づかい減らそうとする傾向顕著になりつつある。Z世代イントロ長い曲を敬遠し冗長になりがちな動画倍速再生する必見映画は「ファスト動画」で、人気YouTuber動向は「切り抜き動画」で概要だけ知ろうとする。

個人にとって「可処分時間」の概念は、人生や生活を濃密充実したものにするために有意義はである。



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