おかやま夢白桃【オカヤマユメハクトウ】(果樹)
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登録番号 | 第12851号 |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | おかやま夢白桃 よみ:オカヤマユメハクトウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岡山県 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市内山下二丁目4番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 笹邊幸男、藤井雄一郎、各務裕史、片岡正治、木村剛、紅谷文夫、平松竜一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「うー9(白桃×布目早生)」に「山根白桃」を交配して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが極大、果皮の地色及び果肉の色が乳白、育成地(岡山県赤磐郡山陽町)では8月上旬に成熟する晩生種である。樹姿は開張、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は多、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさはやや小、色は桃、雌ずいの健否及び花粉の有無は無、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みはやや浅、梗あの深さは深、広さは中、赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは極大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少は少、濃さは淡、形はぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は中、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味はかなり少、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは大、色はやや淡褐、核面の粗滑は滑である。開花期はやや早、発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は121~130日で育成地においては8月上旬である。果実の着色の難易は難、生理落果の多少はかなり少、核割れの多少は少、裂果は微である。「白桃」と比較して、核周囲の果肉の着色が少ないこと等で、「川中島白桃」と比較して、果皮の着色が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和56年に岡山県農業試験場(現岡山県農業総合センター農業試験場、赤磐郡山陽町)において、「うー9(白桃×布目早生)」に「山根白桃」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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