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いすず (護衛艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/21 08:45 UTC 版)

いすず
基本情報
建造所 三井造船[1]
運用者  海上自衛隊
艦種 護衛艦(DE)→特務艦(ASU)
級名 いすず型
艦歴
計画 昭和34年度計画[1]
発注 1959年
起工 1960年4月16日
進水 1961年1月17日
就役 1961年7月29日[1]
1988年4月8日(特務艦に種別変更)[1]
除籍 1992年3月25日[1]
要目
排水量 基準 1,490トン[1] / 満載 1,750トン[1]
全長 94.0 m[1]
最大幅 10.4 m[1]
深さ 7.0 m[1]
吃水 3.5 m[1]
主機 三井 1235VBU-45Vディーゼルエンジン × 4基
出力 16,000PS[1]
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 25ノット[1]
燃料 249トン
航続距離 6,000海里(16ノット時)
乗員 185名[1]
兵装 68式50口径3インチ連装速射砲 × 2基
65式533mm4連装魚雷発射管 × 1基
Mk.108 対潜ロケット発射機 × 1基(1962年装備)
71式ボフォース・ロケット発射機 × 1基(1975年換装)
Mk.2 短魚雷落射機 × 2基
68式3連装短魚雷発射管 × 2基(1975年換装)
55式爆雷投射機(Y砲)× 1基
54式爆雷投下軌条 × 1条
FCS Mk.63 砲射撃指揮装置
SFCS-1 水中攻撃指揮装置
レーダー OPS-2 対空
OPS-16 対水上
ソナー SQS-32(J) 捜索用
SQR-4 深度測定用
SQA-4 距離深度測定用
電子戦
対抗手段
NOLR-1B ESM
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いすずローマ字:JDS Isuzu, DE-211→ASU-7015)は、海上自衛隊護衛艦[1]いすず型護衛艦の1番艦[1]。艦名は 三重県伊勢市を流れる五十鈴川に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍長良型軽巡洋艦五十鈴」に続き2代目にあたる。

艦歴

「いすず」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和34年度計画乙型警備艦1211号艦として、三井造船玉野造船所で1960年4月16日に起工され、1961年1月17日に進水、1961年7月29日に就役し、舞鶴地方隊に直轄艦として編入された。 Mk.63射撃指揮装置及びMk.108対潜ロケット発射機は米国からの供与が遅れたため、未装備のまま就役し、1962年に装備された。

1961年12月20日、舞鶴地方隊隷下に第31護衛隊が新編され「もがみ」とともに編入された。

1962年10月1日、第31護衛隊が第3護衛隊群隷下に編成替え。

1965年8月にソナーを換装。

1969年10月1日、第31護衛隊が再び舞鶴地方隊隷下に編成替え。

1974年10月15日から翌1975年2月5日まで改装工事が実施され、Mk.108対潜ロケット発射機及びMk.2短魚雷落射機が撤去され、71式ボフォース・ロケット発射機及び68式3連装短魚雷発射管が装備された。

1987年7月1日、舞鶴地方隊に直轄艦として編入[2]

1988年4月8日、特務艦に種別変更され、艦籍番号がASU-7015に変更[3]。編入後は警備任務に従事した[3]。なお、特務艦への改装工事で長魚雷発射管が撤去された。

1992年3月25日、除籍[1][3]

脚注

出典

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 海人社(編)「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』第383号、海人社、1987年9月、166頁。 
  • 海人社(編)「さらば海の古兵たち」『世界の艦船』第450号、海人社、1992年5月、68頁。 
  • 海人社(編)「海上自衛隊全艦艇史」『世界の艦船』第869号、海人社、2017年11月。 
  • 世界の艦船 増刊第56集 海上自衛隊護衛艦史 1953-2000』(海人社、2000年)
  • 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)



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