あまづくし【アマヅクシ】(果樹)
登録番号 | 第14545号 | |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | あまづくし よみ:アマヅクシ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社福島天香園 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市荒井字上町裏2番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 斎藤賢一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「川中島白桃」に「ゆうぞら」を交配して育成されたものであり、果実の大きさが大、果形が偏円形、果皮は赤色がぼかし状に着色し、果肉の地色が乳白色の育成地(福島県伊達郡国見町)では8月中旬に成熟する。樹姿はやや開張、樹の大きさ及び樹勢は中である。新梢の紅色素は中である。葉身長は長、葉身幅はやや広、葉身の色は緑色、蜜腺の形は球~腎臓形である。花の咲き型は普通咲、がく筒内壁の色は橙色、花の大きさは中、花弁の色は濃桃色、花形は一重、花弁の大きさは中、形は楕円形、波打ちは有、花粉の有無は無である。果実の大きさは大、形は偏円形、果頂の形は鈍尖凸、縫合線の深さは極浅、梗あの広さは中、深さはやや浅、果皮の地色は乳白色、被う色は赤色、多少はやや多、型はぼかし状、毛じの有無と密度は中、付着性は強、果肉の地色は乳白色、果皮内及び核周辺の着色は少、果肉の粗密は密、繊維は少、果汁の多少及び甘味は多、酸味及び渋味は少、香気は無である。核の大きさはかなり大、形は楕円形、果肉との粘離は粘核、褐色の濃淡は中、核割れは少である。発芽期及び開花盛期は中、成熟日数はやや晩、早期落果、後期落果及び裂果はかなり少である。「あかつき」と比較して、花粉が無であること、果皮を被う色が少ないこと等で、「愛川中島」と比較して、果肉が密なこと、果肉の繊維が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者のほ場(福島県伊達郡国見町)において、「川中島白桃」に「ゆうぞら」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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