あぶな・い【危ない】
読み方:あぶない
[形][文]あぶな・し[ク]
1 災いが起こりそうである。危険だ。「—・い遊び」「—・い目に遭う」
2 すぐにだめになりそうである。消滅・破産・死などの状態が近い。「経営が—・くなる」「命が—・い」
3 見通しが暗い。あてにならない。「明日の天気は—・いようだ」
5 不安定だ。「—・い足どり」
[派生] あぶながる[動ラ五]あぶなげ[形動]あぶなさ[名]
[用法] あぶない・あやうい——「危ない」は、「夜のひとり歩きは危ない」のように悪い結果になる可能性が高い場合に使われ、「危険だ」も同じ意味で使われる。◇「危ない」には、信頼度が低い、確実ではない、の意もある。「合格できるかどうか危ないものだ」など。◇「危うい」には、気がかりだ、不安だ、の気持ちが込められる。「危うい立場」と「危ない立場」には微妙なニュアンスの違いがみられる。◇「ところ」などを付けた形「危ないところを助かった」「危ういところを助かった」の場合では、両者とも用いられる。
あぶない
作者新田泰裕
収載図書ショートショートの広場 19
出版社講談社
刊行年月2007.5
シリーズ名講談社文庫
あぶない
アブナイ
- 九ツノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・香川県〕
- 九。
- 露店商人、行商人、魚店、青物屋、馬車輓等が金銭又は数量の九を「がけ」又は「きわ」と称す、九を何故「がけ」とか「きわ」とか云ふ語を用ひたかと云ふと九は基本数字の最後に位するものであるから〓とか際とかと云ふ物の最後を意味したものでそれより〓は一歩辷べらせば命はないから「あぶない」と云ひそれを略して「あぶな」とも云ふ様になつた。
- 九。〔菓子商〕
- 露店商人、行商人、魚店、青物屋等が金銭又は数量〔九〕を「がけ」又は「きわ」と称す。そのわけは、〔九〕は基本数字の最後に位するものであるから涯とか際とかいう物の最後を意味したものでそれより涯は一歩辷らせば命はないから「あぶない」といい、それを略して「あぶな」ともいうようになったのである。
あぶない
出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 10:36 UTC 版)
語源
「あぶ」(古典日本語「あやふし」の語幹「あやふ」の縮約) + 接尾辞「ない」
形容詞
- 災いが起こりそうである。危害をもたらす。危険だ。
- ここの交差点はあぶない。
- 存続が危ぶまれる状態である。また、悪い結果になりそうだ。
- 望むところが実現しそうにない。
- 不確かで信頼できそうにない。あてにならない。
- あの人の言うことはあぶない。
- 危険が差し迫った状況である。
活用
発音(?)
東京アクセント
- あ↗ぶない
- あ↗ぶな↘い
京阪アクセント
- あぶ↘ない
類義語
対義語
翻訳
- イタリア語: pericoloso (it)
- 英語: dangerous (en), hazardous (en)
- スペイン語: peligroso (es)
- 中国語: 危 (zh) (wēi),危險 (zh)/危险 (zh) (wēixiǎn), 險 (zh)/险 (zh) (xiǎn)
- フランス語: dangereux (fr)
- ベトナム語: nguy hiểm (vi)
- ポーランド語: niebezpieczny (pl), ryzykowny (pl)
- ポルトガル語: perigoso (pt)
- リトアニア語: pavojingas (lt)
- ルーマニア語: periculos (ro), primejdios (ro)
「あぶない」の例文・使い方・用例・文例
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