物騒

デジタル大辞泉

ぶっ‐そう〔‐サウ｜‐ソウ〕【物騒／物^×忩】

読み方：ぶっそう

［名・形動］

１ よくない事が起きたり起こしたりしそうな危険な感じがすること。また、そのさま。「—な世の中」「—な連中」

２ ざわざわとして落ち着かないこと。また、そのさま。

「京中—の由承る間」〈古活字本保元・上〉

３ 落ち着きがなく、そそっかしいこと。また、そのさま。

「—なる僧にて」〈沙石集・八〉

[補説] 「ぶっそう」が「ものさはがし」に「物騒」と当てて音読した和製漢語であるとする説もあるが、保元物語・沙石集とも「物忩」を当てているところからみて疑わしい。また、歴史的仮名遣いも「物忩」ならば「そう」である。

短編小説作品名辞典

物騒

作者車谷長吉

収載図書漂流物
出版社新潮社
刊行年月1996.12

収載図書漂流物
出版社新潮社
刊行年月1999.11
シリーズ名新潮文庫

ウィキペディア

物騒

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

物騒

出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 12:40 UTC 版)

名詞・形容動詞

物 騒（ぶっそう）

1. 危険なことが起こりそうな感じがすること。また、そのさま。

活用

ダ型活用

物騒-だ

発音^(?)

ぶ↗っそ↘ー

Weblio日本語例文用例辞書

「物騒」の例文・使い方・用例・文例

• 地震の後、この辺りは物騒だ。
• 物騒な時代.
• 見るからに物騒な刀.
• この辺は不良が多くなったので物騒だ.
• 火薬庫の近くに住むのは物騒だ.
• 近頃はパリもずいぶん物騒になった.
• そんな物騒な物を振り回すな.
• 昨夜外が物騒がしいと思ったら近所で交通事故があったそうだ.
• 白昼しかも帝都の真中でかかる凶行のあらんとは物騒なわけだ
• 物騒な世の中だ
• 世間は物騒だ
• この界隈は物騒だ
• あの森は追いはぎが出て物騒だ
• 学生の態度が物騒になってきた
• （人の家に火をつけるとは）物騒な奴だ
• （人の財産を横領するような）そんな物騒な人間とは知らなんだ
• あの男は物騒な顔をしている
• 白昼しかも帝都の真中でかかる凶行の行われんとは実に物騒なわけだ