『AC』〜『AC2AA』における大破壊
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「大破壊」の記事における「『AC』〜『AC2AA』における大破壊」の解説
こちらの世界における大破壊は、初代『AC』の50年前(地球暦106年)に勃発した、人類史上最後の国家間戦争として位置づけられている。 その背景には、極大まで膨れ上がった自由経済の歪みがある。まず、先進国においてはスラム化と環境汚染が加速度的に進む一方、途上国では開発援助という名の詐取が横行していた。そして、埋まらない経済格差と人口増加、自然破壊に伴う環境破壊と食糧不足が国家による統治への不信感として表面化することとなった。 そういった流れの中、大国に対するテロリズムを途上国の指導者が容認とも取れる発言を行ったことによって両者の対立が決定的なものとなり、小規模な地域紛争が頻発する。しかし、これをきっかけに民衆の不満が爆発し、全世界規模での暴動へと発展する事となる。 これに対し大国は核兵器をも上回る大量破壊兵器を投入して事態の解決を図った。しかし、同様の事を他の国家も行った結果、自然環境や生態系を含め、地上は灰燼と化す(海面の上昇により沿岸部の都市は全滅し、5年以上に渡る火災が熱帯雨林の大半を焼き尽くしている)。僅かに生き延びた人類は地下都市への移住を余儀なくされ、国家という概念ももはや消え去ることとなった。 なお、作中において、一種のオーバーテクノロジーとして大破壊以前の技術が登場することがある。初代『AC』においてはムラクモ・ミレニアムがかつて地上を焼き尽くした衛星砲"ジャスティス"の再起動を図ったほか、AC2に登場したディソーダーや火星テラフォーミング計画は、大破壊以前のテクノロジーがその根底にある(ただし、ディソーダーについては未だ不明な点が多い)。
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