『軽井沢の戦い』以降
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「お嬢さまシリーズの登場キャラクター」の記事における「『軽井沢の戦い』以降」の解説
大滝(おおたき) 花園学園中等部三年十組所属の男子生徒。 下の名前は不明。あだなは「オタッキー大滝」。 SF研究会会長を務めているものの、ハインラインやレイ・ブラッドベリなどの古典SF作品を読まずに『ミンキーモモ』や『宇宙戦艦ヤマト』や『美少女戦士セーラームーン』などのアニメ作品に傾倒している。そのため、硬派な古典SF好きの会員たちに逃げられてしまい、SF研究会ただ一人の会員となっている。オタクであることを自嘲する一方で、オタクである自分にプライドを持っているようで、『ミンキーモモ』に関する知識で杉本に負けた際には大きなショックを受けていた。 歪んだ自意識から、オタクではない者たちを見下すような態度をとり他者を突き放す一方で、それでも自分についてきてほしいと他者との関わりを求めており、人望のある岩清水に嫉妬している。自分を忌避する周囲を憎み「花園学園の隠れおたくのスケープゴート」に自分はされているのだと被害妄想を抱いている。病的に痩せており、肌は青白く、長めの髪を一つに結んでいる。麗花曰く「神経質そうな」銀縁眼鏡が特徴。 著者は当初、オタクな人物を自分とは別のものだとして書くことに抵抗を感じ、森と名付けようとしたが「その勇気がない」として今の名にした。 豪徳寺華子(ごうとくじ・はなこ) 聖母女学院中等部三年生の女子生徒。 文芸部部長。同じ立場である岩清水と交流会を通じて知り合う。主に私小説を執筆している。普通の中学生の日常を文章にしても物語としては成り立ちにくいため、より面白い小説を書くために現実の生活の方を物語のように波乱あるものにしてしまえばいいのだと、小説のネタにするために暴走して周囲を混迷させたがる。現実に存在する人物の本名を使った上で、自分に都合よく物事を過激に書き立てる悪癖があり、貴子が聖母女学院を自主退学するに至る原因をつくった。 惚れっぽく、多くの女性が憧れるような一般的な格好よさを持つ男性ではなく、アクの強い偏った性格の男性にばかり惹かれる。しかしその相手が何故かいつも貴子に思いを寄せるようになってしまうので、貴子にライバル心を抱いている。 ゆるくウェーブのかかった長髪を細い肩にかけており、白い肌と、尚白い透きとおるような白目が病弱そうな印象を与える美少女。麗花からは「おビョーキお嬢さま」と評された。
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