『マジック・ドール』編
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「アウターゾーン」の記事における「『マジック・ドール』編」の解説
敏腕刑事・火牙明と“動く人形”マキの奇妙なコンビの活躍を描く。第34話で最初のエピソードが描かれ、読者から好評を博し、シリーズ化された。全8エピソードの計15話。最初に人形のマキを火牙のもとに届けたのはミザリィだが(「マジックドール 1」)、ほかは「マジックドール 5」で火牙に事件解決のアドバイスをするぐらいで、ミザリィはストーリーにはほぼかかわらない。 シリーズ完結後、火牙とマキは「狙われたミザリィ」の3〜5(第113〜115話)に特別ゲストとして出演している。 該当話備考マジックドール 1 第34話 マジックドール 2 第37話 マジックドール 3 第42話 マジックドール 4 第46〜48話 マジックドール 5 第56・57話 マジックドール 6 第59話 マジックドール 7 第69話 雑誌掲載時は2週にわたり前後編で掲載された マジックドール 8 第79〜83話 火牙明(ひが あきら) 平口町警察署の刑事。麻薬取引の捜索中に犯人を射殺した際、無関係の女性を死なせる。その責任から、被害者の女性の魂が宿った人形「マキ」の面倒を見る。マキにせがまれるまま署へ連れていったために同僚からは人形マニアの疑惑を掛けられるなど、受難の日々が始まる。当初はわがまま放題のマキに辟易していたが、幾多の事件を経て、やがて彼女をかけがえのない存在として認識する。5年前、高校時代からの親密な間柄だった女性・由美(ゆみ)と突然の死別に見舞われた経験が枷となり、それ以降は女性と距離を置いていた。東京都集英市在住。警察の所在地「平口」は、本作の各所で見られる。愛銃はベレッタM92。愛車はチゼータ・V16T。第105話「恐怖の研究」にゲスト出演している。 坂内マキ(さかうち マキ) 通称:マキ。18歳。道に迷って麻薬取引の捜索現場を通りかかった際、刑事に射殺された犯人の流れ弾を受けて死亡する。実は死神のミスによるものだった上に、元の肉体が火葬された為、怒って死者の門のオヤジを脅し、新しい肉体が見つかるまで自らの魂を着せ替え人形に宿らせると、自身の死の間接的な責任者(火牙)のもとへ押しかけ、強引に同居する。機転が利き行動力に優れるが、強気でわがまま。第46話以降、輸入品の海外製ドールハウスを買わせて住んでいる。憑り付いている人形の商品名は「MIKA」。 田所(たどころ) 火牙の上司で、課長。妻子持ち。火牙が人形マニアという噂を信じているが、そんな彼に休暇を勧めるなど根は部下想い。趣味は独身の部下に見合いをさせること。第56話 - 第57話では、逆恨みから命を狙われた。 マイク・ピンキー2世 通称:死者の門のハゲオヤジ。あの世の入り口「死者の門」を担当する男性。褐色の肌でハゲ頭。眼鏡を着用。前頭部には一房だけ髪が生えている。お人好しで争いごとは不得手。中級管理職らしく、第69話では仕事に失敗すればリストラになるところだった。
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