『ブリタニア列王史』よりとは? わかりやすく解説

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『ブリタニア列王史』より

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 09:46 UTC 版)

トロイのブルータス」の記事における「『ブリタニア列王史』より」の解説

ジェフリー・オブ・モンマス書いていることはほとんど同じ話だが、より細々としたことが記述されている。このヴァージョンでは、ブルータスアスカニウスの子ではなく、はっきりと孫である。ブルータス父親アスカニウスの子シルヴィウスとなっている。魔術師ブルータス両親を殺すだろうと予言している。その予言『ブリトン人の歴史』書かれたように現実のものとなり、ブルータス追放されるブルータスギリシア旅し、そこで奴隷にされていたトロイア人一団を見つける。ブルータスはそのリーダーとなって戦い連続人質拘束の末、ギリシア王パンドラソスはトロイア人たち解放せざるをえなくなる。ブルータス結婚でパンドラソスの娘インノゲンを、それに航海のための船と食糧をパンドラソスから得て出航するトロイア人たちは人の住んでいない島上陸しディアナの廃神殿を見つける。その場にふさわしい儀式行った後、ブルータス女神像の前で眠り落ち自分が住むことになる運命の島の幻視を見る。その島は西の海にあり、少数巨人たちが住むのみの島である。 北アフリカでのいくつかの冒険と、セイレーンたちとの遭遇があった後、ブルータスティレニア海で、英雄コリネウス率いられた、追放され別のトロイア人一団を見つける。ガリアで、コリネウス許可得ず王の狩りをし、アクィタニア王ゴッファリウス・ピクトゥスとの戦争引き起こす戦いの中で、ブルータスの甥トゥルヌス死にトゥルヌス埋葬された場所に都市トゥールTours)が建設されるトロイア人たちはほとんどの戦い勝利するが、数においてはガリア人ゴール人)が圧倒していることはわかっていたので、船に戻ってアルビオン呼ばれていたブリテン向けて出帆するブルータスたちはアルビオン巨人の子孫たち出逢い、それを打ち負かすブルータスは島に自分の名前をつけ、その最初の王となる。コリネウス自分の名からつけたコーンウォール支配者となる。巨人たちの侵略もあるが、リーダーゴグマゴグ除いた全員殺されゴグマゴグコリネウスとのレスリング試合のために残されるが、コリネウスに崖の向こうに投げ飛ばされ死ぬ。それからブルータステムズ川の岸に都市建設し、トロイア・ノヴァ、つまり新トロイ名付ける。現在ギルドホールGuildhall)がある場所に宮殿を、現在セント・ポール大聖堂がある場所にディアナ神殿建てるロンドン・ストーンLondon Stone)はディアナ神殿祭壇一部だったと言われている。都市の名前はトリノヴァントゥム(Trinovantum)を経てロンドン呼ばれるうになるブルータス人々のための法律作り24年統治する遺体タワー・ヒルTower Hill)の神殿埋葬されるブルータス死後、島は3人の息子たち、ロクリヌス(Locrinus)にはイングランドを、カンベル(Camber)にはウェールズを、アルバナクトゥス(Albanactus)にはスコットランドそれぞれ分け与えられる。

※この「『ブリタニア列王史』より」の解説は、「トロイのブルータス」の解説の一部です。
「『ブリタニア列王史』より」を含む「トロイのブルータス」の記事については、「トロイのブルータス」の概要を参照ください。

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