『ゴジラ対メガロ』のメガロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 03:25 UTC 版)
「メガロ」の記事における「『ゴジラ対メガロ』のメガロ」の解説
シートピア海底王国の守護神。飛行時には翅を使用する(戦闘中の飛行は除く)。両手はそれぞれ縦半分に割ったドリルのような形状となっており、両手を合わせることで万能掘削ドリル(万能削岩ドリル)として使用できる。ドリルはそのまま武器になるほか、地中を高速で移動して奇襲するなどの方法にも使われる。口からは高熱を帯びた地熱ナパーム弾(地熱ナパーム)、角の先端からはレーザー殺獣光線を放つ(どちらも、発射前には角が発光する)。低空飛行で角から突撃する戦法も得意とする。ジェットジャガーにいきなり巨大化されて唖然とする、尻を叩いてゴジラたちを挑発するなど、感情豊かな面をもつ。出現地点は北山湖→東京→北山湖周辺。 人類の地下水爆実験によってシートピア海底王国の北地区が全滅するなどの被害を受けたため、シートピア人はメガロを鉄槌として地上へ送り込むと、伊吹吾郎から強奪したジェットジャガーに案内させながら破壊活動を行うが、彼らの活躍によってジェットジャガーが奪還されたため、メガロは一時的に暴走する。 その後、自我を持って巨大化したジェットジャガーと戦い始めたメガロは、やや形勢不利となったところへ応援に来たガイガンとの2頭がかりでジェットジャガーを追い詰める。しかし、ゴジラの出現によってタッグマッチ戦となった激闘の末に敗れ、シートピア海底王国へ退散する。 スーツアクター:伊達秀人。 造形は安丸信行。スーツはウレタン製。背中の羽根は風呂マットに使うハードスポンジ(硬質ウレタン)製で、内側の血管状のディテールは毛糸を貼って表現している。目はアクリル、角・歯・両手のドリルはFRPで作られた。ドリルの原型は、当時新人であった小林知己が手掛けた。チャックは腹についている。背中の羽根を広げて羽ばたかせることも可能だが、操演の手間がかかるため動かすことはほとんどなかった。触角の形状は、同年に放送された東宝制作の特撮テレビドラマ『流星人間ゾーン』に登場するガロガバラン星人と共通している。1尺サイズ[要出典]の飛び人形も制作された。 飛び跳ねるシーンは操演で表現している。特技監督の中野昭慶は、昆虫だから飛ぶという発想で、子供には好評であったが大人の目には奇妙に写ったかもしれないといい、巨大感が薄れたことなども反省点であったと述べている。
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