『アングロ・サクソン年代記』とは? わかりやすく解説

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『アングロサクソン年代記』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 09:01 UTC 版)

ヘンギストとホルサ」の記事における「『アングロサクソン年代記』」の解説

9世紀から12世紀成立した9つ写本によって伝えられている『アングロサクソン年代記』によれば449年ヴォーティガンピクト人との戦いで助力得ようとして、ヘンギストとホルサブリテン島招いた兄弟らは各地ピクト人戦いつつ、故郷ドイツ向けてブリトン人無気力さと、土地豊かさ」を説く手紙書き送り支援求めた。これにより、さらに多くの「ドイツから3つの勢力、すなわち古サクソン人アングル人、そしてジュート人」がブリテン島にやってきた。サクソン人エセックスサセックスウェセックスそれぞれ東、南、西サクソンの意)に、ジュート人ケントワイト島ハンプシャー一部に、アングル人イースト・アングリアマーシアノーサンブリア住み着いた。特にアングル人は、その故郷であるアンゲルン半島捨て置かれ荒れ地になるほど大規模に移動した。『アングロサクソン年代記』の諸写本のうち、11世紀成立したウスター本(写本D)やピーターバラ本(写本E)には、ヘンギストとホルサ系譜『イングランド教会史』とほぼ同様に(父が「ウィフトギルス」Wihtgilsとなっている)詳細に記録されているが、写本A、B、C、Fには載っていない。 『アングロサクソン年代記』455年の項によると、ヘンギストとホルサアイルズフォードの戦いヴォーティガン衝突した。ここでホルサ戦死したものの、ヘンギスト息子エシュ(オイスク)とともにケント王位獲得した457年ヘンギストエシュはクレイフォードでブリトン人戦い、「4千人殺した」。ブリトン人ケント離れロンドンへ逃れた465年ヘンギストエシュはおそらくエブスフリート近くのWippedesfleotという地で再びブリトン人戦い、敵の指導者12人殺した。473年ヘンギストエシュは「計り知れない戦利品」を獲得しブリトン人は「火事のようにアングロサクソン人から逃げた」という。これが『アングロサクソン年代記』におけるヘンギストもしくはホルサに関する最後記述である。

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『アングロサクソン年代記』(The Anglo-Saxon Chronicle)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 16:08 UTC 版)

古英語」の記事における「『アングロサクソン年代記』(The Anglo-Saxon Chronicle)」の解説

アルフレッド大王の命により、イングランドの歴史を、1世紀頃のローマ帝国襲来から1154年まで叙述した歴史書散文体で書かれている各地修道院編纂が行われたとされている。

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