『おしん』誕生とは? わかりやすく解説

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『おしん』誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:50 UTC 版)

「おしん」の記事における「『おしん』誕生」の解説

『おしん』誕生のきっかけは、「ある明治生まれ女性が、人に言えない過去病床綴ったものでした。子守り奉公したり、“女郎屋”に売られたりね」という、1979年原作者橋田壽賀子寄せられた1通の手であった静岡県榛原郡川根本町出身丸山静江半生を、次女千鶴子代筆し橋田壽賀子が「主婦と生活」誌で連載していた「母たちの遺産」に送ったことが発端である。その後ドラマ化にあたり橋田壽賀子NHK番組関係者から取材を受け、脚本作り協力したドラマでは、丁稚に出る幼いおしんが、最上川をいかだで下るシーン名場面として知られているが、丸山静江榛原郡金谷丁稚に出るため、大井川を筏で下って行ったという 主人公のモデルについては、誤報誤解多く、「ダイエー中内㓛」や「ヤオハン和田カツ」とする噂話存在した。しかし、「母たちの遺産」での取材内容などをヒントにはしたが、特定のモデル存在しないことを橋田自身明言している。「ヒントいただいたが、モデルはいない。いるとすれば、それは苦難の時代生き抜いてきた全ての日本人女性です」 明治世代の人の苦労伝えるのは、自分達の世代義務だと感じた。「でもテーマが地味過ぎて、どのテレビ局にも断られました。NHKでも、かなり反対があったんですよ。明治物は、当たらないと言われましたし…。川口幹夫放送総局長(当時)の賛成で、やっと決まったんです」と橋田述べている。 おしんの誕生年と昭和天皇誕生年は同じ明治34年となっている。これは橋田壽賀子意図的な設定であり、「私は昭和天皇ご覧いただきたくて、このドラマ書いたような気がする。だからおしんの生まれ陛下と同じ明治34年にした」と語っている。尚、物語ではおしんの跡取り次男の名前は「仁」、その妻の名前は道子(みちこ)である。 おしんというネーミングの由来は「信じる、信念、心、辛抱、新、真」などの「しん」とされており、「日本人豊かになったが、それと引き換え様々な『しん』を忘れてしまったのではないか思って名付けた」と橋田述べている。

※この「『おしん』誕生」の解説は、「おしん」の解説の一部です。
「『おしん』誕生」を含む「おしん」の記事については、「おしん」の概要を参照ください。

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