「入鉄炮出女」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 22:56 UTC 版)
木曾福島の改めは、以下の「諸国御関所改方之次第」に示されている。また、「木曽路名所図会」によると、「入鉄炮出女」の検閲が東海道の今切関所(荒井)並みと記されている。 信州福島 高札之れなし 山村甚兵衛一 女・禅尼・尼・此丘尼・髪切・小女・乱心 男女とも・手負 男女とも・囚人 男女とも・首 男女とも・死骸 男女とも 右の通り相改め、御留守居方証文にて相通し候由、ただし国々より下り候時は諸国奉行中証文をもって相通す。二条大坂在番の面々ならびに家来乱心手負等下り候時は、御番頭手形にて相通す 一 鉄炮の儀、江戸え入り候数箇は、御老中御証文をもって通し候、持筒は自分手形をもって相通候由、此の外武具類相改めず 但し二条大坂等え御用にて罷り越候面々は登りの節、員数証文取置き、下りの節引合せ通す。且つまた、上方え出候鉄炮にても、所替等にて出候時は、御老中御証文をもってあいとおし候由 一 夜中御用の継飛脚の外は相通さず、但し諸大名・早追の飛脚は断りこれ有り候えば相通す 一 福島御関所より七里脇、贄川と申す所にて江戸え下り候女、改め申し候、鉄炮は相改めず。是は福島御関所通り申さず候て、飛騨より木曾路への脇道にて、旅人往来これ有るに付添え番所申し付け置候由、女ハ一切通さず候由 — 「諸国御関所改方之次第 風来書」より、、大島(1995)、154-155頁。 福島関嗌駅の右の方に御番所あり、此の所、女と鳥銃(てっぽう)とを御改め、遠州荒井の如し — 『木曽路名所図会』、大島(1995)151-152所収。
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