出女とは? わかりやすく解説

で‐おんな〔‐をんな〕【出女】

読み方:でおんな

江戸時代各地宿場にいた客引き女。多く売春婦兼ねた

「—の面しろじろと見せて講参り通し馬引き込み」〈浮・一代女・六〉

江戸時代江戸から地方出ていく女。→入(い)り鉄砲(でっぽう)に出女


出女

読み方:デオンナ(deonna)

大名妻子江戸より出ることを恐れ関所厳重に検査した


出女

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 15:52 UTC 版)

出女(でおんな)は、 江戸時代私娼の一種である。各地の宿場旅籠にいて、客引きの女性であるが、売春もした。曲亭馬琴の『覉旅漫録』20に、岡崎の出女の項に、娼婦の意で用いている。

森川許六編の『風俗文選』に載る直江木導の「出女説」には、「出女(省略)あるは朝立の旅人を送り、打著姿(うちぎぬすがた)をぬぎ捨てて箒を飛ばし、蔀(しとみ)やり戸おしひらきてより、やがて衣引きかつぎ、再寝(またね)の夢のさめ時は、腹の減る期(ご)を合図と思へり、(省略)やうやう昼の日ざし晴やかに輝く頃、見世の正面に座をしめ、泊り作らんとて両肌(もろはだ)ぬぎの大けはひ、首筋のあたりより、燕の舞ひありく景気こそ、目さむる心地はせられ」とある。飯盛り女、留女と同類のものである。




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