鉄炮とは? わかりやすく解説

てっ‐ぽう〔‐パウ〕【鉄砲/鉄×炮】

読み方:てっぽう

火薬爆発に伴うガス圧によって弾丸発射する金属製火器。ふつう小銃をいう。古く大砲をも称した

《形が1似ているところから》据え風呂下部や隅に取り付け火をたくようにした鉄製または銅製筒状の釜(かま)。

相撲で両手または片手に力をこめて、相手のからだをつきとばすもの。手を打ち付けてその稽古をすることにもいう。

狐拳(きつねけん)(藤八拳の手の一。こぶしを固めて左腕前方突き出し、鉄砲1を撃つまねをして猟師を表すもの。

《毒にあたると死ぬところから》フグ俗称

鉄砲巻き」の略。

牛や豚の直腸。主に焼き肉にして食し、やや歯ごたえがある。

劇場で、1階中央の席。椅子席でなかった時代には、最も見やすく出入り便利な席とされた。劇場縁故をもつ観客のために急にずどんと席をとることがあったところからという。

鉄砲見世」の略。

大町六十幾軒に五十軒の河岸見世、—に至るまで」〈洒・志羅川夜船

10 ほら。大言また、うそつき

いやいや、飛八さんの話はいつも—だて」〈滑・浮世風呂・四〉

「鉄砲」に似た言葉

鉄砲

(鉄炮 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 13:24 UTC 版)

鉄砲(てっぽう、鉄炮)とは、銃身を有し火薬の力を利用して弾丸を発射する火器のこと。特に江戸時代以前、「」を意味する最も一般的な語が「鉄砲」であった。また広義において、大砲などを含めた火器全般を指して「鉄砲」と称する例もあった[1]。本項では日本における「鉄砲」について述べる。火縄銃も参照のこと。


注釈

  1. ^ 大戦初期にはまだスプリングフィールドM1903小銃が使用されていたが、中期の反攻作戦時にはM1ガーランドおよびM1カービンが装備された。

出典

  1. ^ 鉄砲/鉄炮(てっぽう)の意味”. goo国語辞書. 2020年11月6日閲覧。
  2. ^ 戦術、時代背景がよくわかる カラー版 戦国武器甲冑辞典、監修者中西豪、大山格、発行所株式会社誠文堂新光社、2015年4月16日、p.86.
  3. ^ 『真説 鉄砲伝来』宇多川武久
  4. ^ 令和4年警察白書、統計資料、統計2-28「許可を受けた銃砲刀剣類の数の推移」[1]
  5. ^ 警察官、自衛官、海上保安官、税関職員、麻薬取締員等のための装備品数は含まない。
  6. ^ 『大人の常識力を鍛える!! 日本「歴史力」検定』 日本の歴史研究班 編 リイド社 2007年 p.128
  7. ^ 九州国立博物館季刊情報誌「アジアージュ」[2]PDF-P.7
  8. ^ 「長崎県北松浦郡鷹島周辺海底に眠る元寇関連遺跡・遺物の把握と解明」池田栄史(琉球大学法文学部教授)[3]
  9. ^ 板垣英治、「硝石の舎密学と技術史」『金沢大学文化財学研究』 2006-3-31 8巻 p.19-58, 金沢大学埋蔵文化財調査センター, NCID AA11653114


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