金町松戸関所の検閲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 03:00 UTC 版)
「入鉄炮出女」は、江戸に持ち込まれる鉄炮(「入鉄炮」)と、江戸を出る女(「出女」)を取り締まった。入鉄炮は江戸の治安の警備、出女は、「江戸屋敷に人質として置かれた大名の妻女が、領国に脱出するのを防止するためであった」という。 入鉄炮出女 関所の検閲は『金町松戸御関所旧記』に記されており、「入鉄炮出女」の監視が示されている。 一 手負のもの通行の規定一 捕えの囚人並びに死骸の通行規定一 松平周防守が土浦より武具を運ぶに、金町松戸関所を通過するに要する方式一 関所女通り手形、二ヶ月を限り、相通すべく候一 引越の節、女通り手形二ヶ月を限り相通すべく候一 松平大学頭母の遺骸が、水戸国許出棺に付、金町松戸関所を通過一 猪狩の面々は、京極備前守よりの要請により、昼夜ともに通るを認める一 牧野備後守の所替に、婦女七百六人の内、減員二十九人、関所を通り笠間に入る一 父子三人が内藤主殿にお預けにつき、乗物で岩城湯長谷に行くため通過一 具足三十五領を笠間より江戸屋敷に送るを老中の連署で通過を許す — 『金町松戸御関所旧記』,大島(1995)207-208頁。
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