「おおぞら」向け改造
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「国鉄キハ183系気動車」の記事における「「おおぞら」向け改造」の解説
グレードアップ改造 1997年(平成9年)3月ダイヤ改正の特急「スーパーおおぞら」運転開始に合わせ、特急「おおぞら」用車両の内外装を更新した。 床敷物・カーテン・仕切戸化粧板を更新し、普通車は座席モケットを張り替え、グリーン車では喫煙コーナーを設置し、座席の液晶ディスプレイを撤去した。一部の車両では座席をキハ283系と同一のものに交換した。 外部塗色は「北斗」系統の車両と同一の「HET183」色に変更されたが、キハ183形のスカートは「北斗」系統の車両と異なり青色である。座席交換車キハ183形(8両):501, 503 - 505, 1551 - 1554 キハ182形(7両):1 - 5, 10, 11 キハ184形(4両):2, 6 - 8 キロ182形(3両):1, 5, 7 キロ184形(1両):901 モケット張替車キハ183形(3両):101 - 103 キハ182形(9両):6 - 8, 12 - 15, 28, 29 回送運転台設置改造(キハ182形100番台) 「おおぞら」系統において弾力的な輸送力調整を行うため、途中駅での分割併合が行えるよう中間車のキハ182形に回送用運転台を新設したものである。 1996年 - 1997年に3両が改造され、施工車は番号に100が加えられた。出入り台を移設して運転台を設置し、客室定員は8人減少して60人となった。 新設された運転台は、回送用とはいえ前照灯や尾灯のみならず列車防護無線装置やATS-SNといった保安装置など本線運転が可能な設備を完全に備えたもので、札幌駅 - 札幌運転所間などの回送時にも速度制限を受けることがない。 「とかち」系統へのキハ261系1000番台投入で用途がなくなり、2007年度中に全車が廃車された。 改造車一覧(キハ182形100番台)車両形式車両番号種車改造落成配置落成日処遇除籍日最終配置備考キハ182形100番台キハ182-106 キハ182-6 釧路 釧路 1997年03月31日 譲渡(ミャンマー国鉄) 2008年03月17日 釧路 キハ182-107 キハ182-7 五稜郭 1997年01月10日 廃車 キハ182-108 キハ182-8 苗穂工 札幌 1996年12月27日 譲渡(ミャンマー国鉄)
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