《眼瞼下垂》の正しい読み方
「眼瞼下垂」の正しい読み方
「眼瞼下垂」は「がんけいかすい」と読む。基本的には医療分野の専門用語であるが、症状が起こった際には、一般的に使用されることも珍しくはない。ただ、「瞼」の部分は「まぶた」という読み方しか知らず、「けい」と読めない人は多い。そのため、知識として知っていなければ、読む際に詰まってしまうかもしれない。「めまぶたかすい」や「がんまぶたかすい」といった読み方は間違いであり、「がんけいかすい」以外の読み方はない。「眼瞼下垂」の意味解説
「眼瞼下垂」は、目の部分にある上の瞼が、文字通り垂れ下がってしまう症状のことである。具体的な原因は、瞼の組織が加齢によって垂れたり、瞼を開くための筋肉が衰えてしまったりするなど、色々考えられる。また、先天的に眼瞼下垂になりやすい体質を持っている人もいる。いずれの原因であるかに関わらず、瞼が垂れ下がっている状態は、眼瞼下垂と表現する。その眼瞼下垂になると、垂れ下がった瞼が視界の妨げになったり、瞼を無理に上げようとすることが肩こりを引き起こしたりする。さらに、常に眠そうな見た目になるという弊害もある。なぜ「眼瞼下垂」と読むのか・理由
日本語では、複数の漢字が組み合わさっている熟語は、基本的に音読みで統一する。そのため、「眼瞼下垂」は全て音読みの「がんけんかすい」となる。「瞼」は一般的に音読みする機会が少ないため、あまり認知されていないが、「けん」と読む。「眼瞼下垂」の類語・用例・例文
「眼瞼下垂」は医療用語であるため、医師や看護師などの医療従事者が、「あの患者の眼瞼下垂は早めに対処した方が良い」「眼瞼下垂の治療に関する申し送りをする」という風に使用する。患者側が使用する場合は、「年を取って眼瞼下垂が気になってきたため、一度医療機関に相談しようと思う」「父の眼瞼下垂は治療をした方が良いのだろうか」といった形となる。そして、「眼瞼下垂」は症状を的確に表現するためのものであるため、代用できる類語はない。もし、別の表現が必要になった場合は、「瞼が垂れ下がっている状態」という風に、文章で説明する形となる。実際に、「眼瞼下垂」という言葉では伝わりにくい場合、医療従事者が補足として、「筋力低下による瞼の垂れ下がり」や「加齢で瞼が下がってきている」といった表現をすることはある。「眼瞼下垂」の英語用例・例文
英語には、「Ptosis」という、「眼瞼下垂」を表現するために最適な単語がある。「Ptosis」は臓器が下垂している状態を表す場合にも使用されることがあるが、他の単語と組み合わせることなく「眼瞼下垂」と表現することができる。実際に使用した場合、「The other day the treatment for ptosis was completed(先日、眼瞼下垂の治療が完了した)」という風な形となる。また、「Drooping eyelids」という表現も可能だ。- 《眼瞼下垂》の正しい読み方のページへのリンク