眼瞼下垂
・眼瞼下垂 (blepharoptosis) | まぶたが十分開かない,あるいは全く開かない状態をいいます。先天性のものが多く,この場合は,しばしば家族性にあらわれ,たいていは両限性です。まぶたの聞き方が十分でなく,まぶたが瞳孔にかかると視力障害があるので,できるだけまぶたを上げようとして額にしわをよせ,眉をつり上げ,頭を後ろにひき,あごを出して物を見ようとする特有の見かたをします。瞳孔にまでまぶたが下がっていると,正しい視力の発達がそこなわれ弱視になる可能性が高いので,3~5歳くらいの速い時期に手術をして治すのがよいでしょう。とくに片眼性の場合は弱視,斜視になりやすいので注意が必要です。後天性のものは,動顔神経や頸部交感神経の障害が原因で起こる場合や筋無力症の部分症状で起こる場合があります。これらは,原因となる病気の治療をすることで治りますが,回復がみられないときはまぶたを上げる手術をすることもあります。 |
眼瞼下垂
眼瞼下垂
「眼瞼下垂」の例文・使い方・用例・文例
眼瞼下垂と同じ種類の言葉
- 眼瞼下垂のページへのリンク