λ点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 14:17 UTC 版)
λ点(ラムダてん、英: lambda point)とは、潜熱を伴わない相転移における転移点で、温度に対して比熱容量をプロットしたグラフが転移点において尖点を持つものをいう。この尖点付近のグラフ形状がギリシャ文字の λ を左右反転させた形に似ることが多いことから名付けられた[1]。1922年にフランシス・シモンが塩化アンモニウムについてこのような相転移を発見し[2]、のちにポール・エーレンフェストがλ転移と名づけた[3]。
|
- ^ 『物理小事典』
- ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『λ転移』 - コトバンク
- ^ 佐々木 (2014), p. 6.
- ^ Donnelly & Barenghi (1997).
- ^ Hoffer et al. (1975).
- ^ Lipa et al. (1995).
- ^ Lipa et al. (2003).
- >> 「λ点」を含む用語の索引
- λ点のページへのリンク