'60s 風俗奇譚などとは? わかりやすく解説

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'60s 風俗奇譚など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 16:32 UTC 版)

ゲイ雑誌」の記事における「'60s 風俗奇譚など」の解説

1960年昭和35年)には「奇譚クラブ」の後輩誌に当たるSM雑誌、「風俗奇譚」(1960年-75年文献資料刊行会)が創刊され男性同性愛専用ページ常設された。同誌では後に「薔薇族」(後述)を創刊することになる藤田竜と間宮浩がライターとして知り合っている。また「薔薇族」の表紙絵書いた大川辰次、「薔薇族」から「さぶ」に移り表紙絵描いた三島剛のほか、船山三四平野剛など、後に商業ゲイ雑誌舞台移して活躍するゲイ作家群デビューしている。同誌にはゲイ同士文通欄があったり、発展旅館広告載っていたほか、女装関係の記事多く1961年1月号からは女装者専用交際女装愛好部屋」が設けられた。僅か2頁だけだった女装関係の常設記事登場した雑誌としては日本初であった1964年昭和39年)7月、「風俗奇譚」の編集者でもあった高倉一が、会員制月刊同性愛「薔薇」創刊し4年ほど続いた。同誌には「風俗奇譚」にも書いていた間宮大川平野三島剛らも作品寄せている。 1968年10月には澁澤龍彦責任編集で、エロティシズムと残酷の綜合研究誌という触込みで「血と薔薇」(天声出版)が創刊され4号まで出された(澁澤編集3号まで)。ゲイ雑誌ではなかったが、創刊号では「男の死」という特集三島由紀夫ヌード(「聖セバスチャンの殉教/溺死」)や、その他のメールヌード、男色についても取り上げられ三島由紀夫稲垣足穂高橋睦郎植草甚一堂本正樹らが同性愛関係記事寄稿をした。 その他、創刊年は不明だが、195060年昭和2030年)代に創刊されたと思われる「羅信」(編集者扇屋亜夫)、「MAN」(No.61955年刊、編集・発行人:鹿火屋一彦)、「楽園」があった。こうした同人誌風俗誌が後述商業ゲイ雑誌原型になったと言われている。 一般雑誌では、商業ゲイ雑誌創刊前の1960年代、「平凡パンチ」に「クールなセックス時代 同性愛-なぜホモあこがれるか-」(1965年2月15日号)が載ったのをきっかけに、同誌に同性愛関連記事多く6年弱で20前後掲載され時期があった。同誌は当時若者バイブル的な存在でもあった。

※この「'60s 風俗奇譚など」の解説は、「ゲイ雑誌」の解説の一部です。
「'60s 風俗奇譚など」を含む「ゲイ雑誌」の記事については、「ゲイ雑誌」の概要を参照ください。

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