6.0システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:16 UTC 版)
「フィギュアスケートの採点法」の記事における「6.0システム」の解説
単に「6.0システム」といった場合は、6点満点で採点する何種類かの採点方法の総称となる。初期のものは1901年から採用された。それ以前は1点刻みの5点満点で採点されていた。2004年6月9日国際スケート連盟(ISU)総会で6.0システム廃止が決議され、来季からと、2006年トリノ五輪は新採点方式となった。2002年ソルトレークシティー五輪での不正採点問題を契機に採点方式の変更がなされた。 6.0システムのことを100年続いた採点法と表現する者もいるが、これは「6点満点で採点する」という観点だけに立った場合のことである。6点満点で採点するという観点以外では、時代や地域毎に様々な採点思想による採点がなされてきた。例えば、後述する「ショートプログラムの技術点の減点規定」や「フリースケーティングの評価の観点」の他、ルール違反に対する減点といった基本的な規定が明確化されたのさえ1998年以降のOne By One方式になってからである。 競技者の順位は、単純な総得点を比較するのではなく、席次(各審判員の採点から算出された各競技者の順位)を比較して決定していた。1998年以前は席次数方式が、それ以降はワン・バイ・ワン(ObO;One by One)が、広く用いられていた。
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