策定経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:16 UTC 版)
「フィギュアスケートの採点法」の記事における「策定経緯」の解説
ISUジャッジングシステム策定以前、毎年行われるISU総会において6.0システムに替わる採点法の素案やアイデアが提案されることは珍しくなく、1994年よりISU会長に就任しているオッタビオ・チンクアンタも採点法としての規定性が大きく欠ける6.0システムによる競技運営が限界に近づいていることを懸念していたが、採点法の大幅変更は基本的に足踏みを続けていた。 そのような状況においてソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート・スキャンダルが発生、競技から主観性を極力排除することを目的に、現在の採点法であるISUジャッジングシステムへと繋がる採点法改革の流れは一気に加速した。ISUが新たな採点法の最初の素案を開示したのは、問題となったペア競技が行われたわずか一週間後というスピード開示であった。ISUジャッジングシステムの原型となったルールは2003-2004シーズンのISUグランプリシリーズにて試験導入され、その後の2004年6月の総会で賛成多数で可決、2004-2005シーズンより正式に導入された。
※この「策定経緯」の解説は、「フィギュアスケートの採点法」の解説の一部です。
「策定経緯」を含む「フィギュアスケートの採点法」の記事については、「フィギュアスケートの採点法」の概要を参照ください。
- 策定経緯のページへのリンク