ショートプログラムの技術点の減点規定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:16 UTC 版)
「フィギュアスケートの採点法」の記事における「ショートプログラムの技術点の減点規定」の解説
行う要素の数と種類が定められているショートプログラムの技術点で、ミスの程度に応じた減点規定が定められた。そして定められた要素を、ミスなく高いレベルで実行できたものを6.0満点として、減点方式で採点するようになった。 男女シングルのショートプログラムの技術点の具体的な減点規定は、以下の通りである。 ジャンプ 通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5 減点事由0.4 離氷時または着氷時の転倒 0.4 必須回転数を満たさないもの 0.3 両足離氷または両足着氷 0.3 着氷時のステッピングアウト 0.2-0.3 回転が完璧でないもの 0.1-0.3 誤ったエッジからの離氷 0.1-0.3 ステップ/ムーヴィングからすぐにジャンプを跳ばないもの 0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの 0.1 ステップからのジャンプ要素でステップ・ターンが一つしかないもの コンビネーションジャンプ 通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5 減点事由0.4 離氷時の転倒 0.4 ファーストジャンプでの転倒 0.4 両方のジャンプを両足着氷 0.3 ファーストジャンプでのステッピングアウト 0.3 セカンドジャンプでの転倒 0.3 ファーストとセカンドのどちらかが必須回転数を満たさなかったもの 0.2 セカンドジャンプでのステッピングアウト 0.2 どちらかのジャンプの両足離氷 0.1-0.3 誤ったエッジからの離氷 0.2 どちらかのジャンプの回転が完璧でないもの 0.2 ひとつのジャンプが両足着氷であるもの 0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの 0.1 2つのジャンプの間にスリーターンが入ったもの フライングスピン 通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5 減点事由0.4 転倒 0.1-0.3 空中で姿勢がとれなかったもの 0.1-0.3 必須回転数を満たさないもの 0.1-0.2 正しくない離氷もしくは着氷 0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの スピン 通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5 減点事由0.4 転倒 0.2-0.3 軸がずれたスピン 0.1-0.3 必須回転数を満たさないもの 0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの コンビネーションスピン 通常の減点は0.1-0.4、要素が省略された場合の減点は0.5 減点事由0.4 転倒 0.2-0.3 軸がずれたスピン 0.2-0.3 必須姿勢を満たさないもの 0.1-0.3 必須回転数を満たさないもの 0.1-0.2 フリーレッグまたは手をついたもの ステップ/スパイラル 通常の減点は0.1-0.3、要素が省略された場合の減点は0.4 減点事由0.3 転倒 0.2 正しくないパターン 0.2 半回転以上のジャンプ 0.1-0.2 つまづき 0.1-0.2 後退 0.1-0.2 3つのスパイラル姿勢をとれなかったもの その他のディダクション 減点事由0.3 ソロジャンプもしくはコンビネーションの片方のジャンプの繰り返し 0.1-0.2 必須/規定に従わないもの 0.1-0.2 余分または繰り返されたもの 定められた要素の代わりに規定にない要素を行うことは、余分な要素をやったときの減点のうえにさらに0.1-0.2のディダクションが追加される。
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