京成押上線 歴史

京成押上線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 14:52 UTC 版)

歴史

  • 1912年大正元年)11月3日 押上 - 曲金(現・京成高砂) - 伊予田(現・江戸川)間が開業。軌間1372mm。
  • 1913年(大正2年)6月26日 曲金駅を高砂駅に改称。
  • 1914年(大正3年)6月20日 曳舟(現・京成曳舟) - 四ツ木間に向島駅開業。
  • 1922年(大正11年)6月5日 荒川放水路開削のため現在の八広付近 - 立石付近間を併用軌道から専用軌道の新線に切替え(京成全線から併用軌道が消滅)。
  • 1923年(大正12年)7月11日 荒川駅(現・八広駅)開業。
  • 1928年昭和3年)11月1日 青砥駅開業。
  • 1931年(昭和6年)11月18日 曳舟駅・立石駅をそれぞれ京成曳舟駅・京成立石駅に改称。
  • 1932年(昭和7年)9月1日 押上 - 京成曳舟間に京成請地駅開業。
  • 1943年(昭和18年)10月 京成請地駅、向島駅休止。
  • 1944年(昭和19年) 上野公園(現・京成上野) - 京成成田間を本線、押上 - 青砥間を押上線とする。
  • 1945年(昭和20年)2月20日 全線を軌道法による軌道から地方鉄道法による鉄道に変更。
  • 1947年(昭和22年)3月1日 休止していた京成請地駅、向島駅を廃止。
  • 1959年(昭和34年)11月11日 全線を標準軌(1435mm軌間)に改軌。
  • 1960年(昭和35年)12月4日 都営地下鉄1号線(現・浅草線)と相互直通運転開始[12]。都営地下鉄1号線向島検修場への分岐点として京成曳舟 - 荒川(現・八広)間に向島信号場開設。
  • 1968年(昭和43年)11月15日 向島検修場廃止に伴い、向島信号場廃止。
  • 1991年平成3年)1月5日 旧荒川橋梁にタンカーが激しく衝突する事故が発生。上下線ともレールがくの字に曲がるほどの損傷を被る。荒川を跨ぐ荒川 - 四ツ木間が数日間運休になり、両駅でそれぞれ折り返し運転となる。
    • 架け替え前の荒川橋梁は水面からの高さが低く、大きな船の通過は難しかった。また、船が橋梁に衝突することが何度もあり押上線が不通になったこともあった。加えて、橋梁が八広側・四つ木側ともに堤防の高さを下回るように架けられていたため、せっかく嵩上げした堤防が旧荒川橋梁部分で低くなり水防上全く嵩上げの意味をなさない状態だった。
  • 1992年(平成4年) 1991年の事故を契機に、協定・調査段階であった荒川橋梁の架け替えと荒川 - 四ツ木間の高架化工事および荒川駅と四ツ木駅の高架化工事が開始。
  • 1994年(平成6年)4月1日 荒川駅を八広駅に改称。
  • 1997年(平成9年)12月13日 八広 - 四ツ木間で架け替えを行っていた荒川橋梁および両駅高架の供用開始(上り線のみ)[13]
  • 1999年(平成11年)9月4日 八広 - 四ツ木間で新下り線の供用開始。
  • 2001年(平成13年)
    • 9月15日 八広駅新駅舎の供用開始により、同駅の営業キロ程を0.1km押上方に改キロ。
    • 9月17日 八広駅3番線の供用開始により、優等列車の追い抜きが開始される。
  • 2010年(平成22年)
    • 5月16日 京急蒲田駅付近高架化によるダイヤ改正に伴い、下り急行を横浜方面発着から西馬込発着に変更。
    • 7月7日 京成高砂駅金町線ホーム高架化によるダイヤ修正に伴い、金町線との直通運転を廃止。
    • 7月17日 成田空港線(成田スカイアクセス線)開業によるダイヤ改正に伴い、アクセス特急が新設され、急行を廃止[3]
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)5月22日 押上駅に「スカイツリー前」の副駅名を付与。
  • 2013年(平成25年)8月24日 押上 - 八広間で新上り線が供用開始、途中にある京成曳舟駅の上り線が高架化[14]
  • 2015年(平成27年)8月22日 押上 - 八広間で新下り線が供用開始、途中にある京成曳舟駅の下り線が高架化[15]。上下線高架化完成。同時に全線の保安装置をC-ATSに切り替え。
  • 2028年令和10年)4月 四ツ木駅 - 青砥駅間の上り線を高架に切り替える予定[16]。計画変更前は、2020年4月の予定だった[16]
  • 2030年(令和12年)3月 四ツ木駅 - 青砥駅間の下り線を高架に切り替える予定[16]。計画変更前は、2022年3月の予定だった[16]

なお、1928年 - 1936年には1947年に廃駅となった向島駅から白鬚線が分岐していた。


  1. ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』 - ネコ・パブリッシング
  2. ^ 12月10日 京成線ダイヤ改正実施 (PDF) (京成電鉄ニューリリース・インターネットアーカイブ・2006年時点の版)
  3. ^ a b c 成田スカイアクセス開業!! 7月17日(土)京成線ダイヤ改正 (PDF) (京成電鉄ニューリリース・インターネットアーカイブ・2013年時点の版)
  4. ^ 鉄道ピクトリアル 1997年1月臨時増刊号「京成電鉄」
  5. ^ 6月21日で、神奈川県~東京都~千葉県が結ばれて50年 京急×都営交通×京成「相互直通50周年記念」キャンペーン実施 「成田山号」「城ヶ島・マリンパーク号」復刻運行や記念乗車券の発売! - 京浜急行電鉄 2018年6月18日
  6. ^ ≪京急電鉄・都営交通・京成電鉄≫相互直通50周年記念キャンペーンを実施 - 京成電鉄 2018年6月18日
  7. ^ "成田山号"・"城ケ島マリンパーク号"運転”. 鉄道ファン・railf.jp. 鉄道ニュース. 交友社 (2018年7月8日). 2018年8月30日閲覧。
  8. ^ 京成3000形が久里浜線の特急に使用される”. 鉄道ファン・railf.jp. 鉄道ニュース. 交友社 (2018年7月9日). 2018年8月30日閲覧。
  9. ^ 最混雑区間における混雑率(令和4年度)” (PDF). 国土交通省. p. 4 (2023年7月14日). 2023年8月2日閲覧。
  10. ^ 『都市交通年報』各年度版
  11. ^ 地域の復権―東京一極集中を越えて(昭和62年9月)”. 神奈川県 (1987年9月). 2015年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月10日閲覧。
  12. ^ 都営浅草線開業60周年 東京都交通局
  13. ^ 鉄道ピクトリアル』第48巻第4号、電気車研究会、1998年4月、83頁。 
  14. ^ 京成押上線の上り線高架化による効果』(プレスリリース)東京都、2014年2月4日http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/02/20o24300.htm2015年9月25日閲覧 
  15. ^ 京成押上線(押上駅 - 八広駅間)連続立体交差事業による効果』(プレスリリース)東京都、2016年5月11日https://www.metro.tokyo.lg.jp/INET/OSHIRASE/2016/05/20q5b200.htm2016年5月11日閲覧 
  16. ^ a b c d 「京成電鉄押上線(四ツ木駅 - 青砥駅間)連続立体交差事業」変更届 (PDF) - 東京都環境局総務部 環境政策課 p.2、2022年9月28日閲覧。






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