現役中とは? わかりやすく解説

現役中

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 18:48 UTC 版)

嘉風雅継」の記事における「現役中」の解説

2009年若麒麟逮捕問題の際には「事件関係ない部屋の衆に嫌な思いをさせて申し訳ない」と部屋閉鎖考えていた尾車対し親方辞めるのなら自分辞めます」「親方がいるから尾車部屋入ったんです」と発言して翻意させ、大揺れだった部屋をまとめ上げたという。 2012年4月頸椎損傷による全身不随入院であった尾車自身中心になって作成したスライド写真励ました。このスライド写真尾車誕生日である4月26日合わせて作成したものであった2015年報知プロスポーツ大賞受賞2016年6月28日尾車部屋愛知県産米あいちのかおり200JAあいち尾東から贈呈された際に、思い受け取った嘉風は「コンディション整え助けとなる良質な炭水化物頂きました部屋全体が(お米差し入れで)活気づくような気がします」と地元配慮感謝した2016年7月場所中、ハスの花を持った天女描かれ着物場所入りした。 高校時代中津市過ごしたこともあって、大相撲巡業中津場所は準御当地2016年12月5日冬巡業中津場所では地元ファンから大声援を受け、朝は大関稀勢の里申し合い稽古をこなし、午後取組では人気力士遠藤うっちゃり下すなど精力的に活動した。「第2の地元知ってる人もたくさん来てくれた。地元の人に見てもらって良かった来年も常に納得いく相撲を取っていきたい」と、35歳になる2017年誓いの言葉を口にした。 2016年関脇以下力士の中で最も懸賞金逃した力士であり、その本数は413本に上る。これは懸賞金多く設定される上位力士人気力士に対して勝負弱いとも、それだけ上位力士対戦する番付維持していたとも取れる。 2017年インタビューで自らのトレーニングについて、次のように語っている。ある時嘉風は妻から「対戦した時には勝っている力士三役昇進しているのに、なぜあなたは三役なれないの?」と言われそれまで幕内在位してそれなりの生活できればよいという考えであったが、妻を喜ばせたい自分自身変えたいという気持ちから嘉風三役を狙うようになった。パーソナルトレーナーの野村昇平契約し部屋での稽古後にジムへ通う日々始まったトレーニング積んだことによって20代後半の頃の本人いわく「ダサい」体が変わっていき、筋肉張り生まれた。朝やトレーニング後、就寝前のプロテイン導入プロテインに関しては「この世界には『プロテインなんか必要ない。体は味噌汁大きくするもんだ』という人もいます。その考え方伝統否定する気はありません。味噌汁で体を大きくして、しっかりと結果残した力士もたくさんいるはずですから。でも、僕は150脂肪よりも、120筋肉の方が強いと考える。だから、若い衆にもプロテイン勧めています」と話した。ほか、寝具良質な物に替え、これによって朝目覚めた時の腰や首の痛みなくなり睡眠深くなったことにより2時間から3時間の昼寝でも疲労取れようになったという。 2017年4月8日春巡業藤沢場所では藤沢場所名物幕内力士トーナメント優勝したが、この時の賞金使い道については、最後まで土俵入り大泣きしていた2016年とは違って最初からやる気になっていた長男と「ご褒美に何か買ってあげるね」と約束していたこともあって「おもちゃ買ってあげます」と改め約束。 クレイデコレーション協会から装飾化廻し贈られ2017年7月2日名古屋市中区贈呈式が行われた。3年連続贈呈2015年赤富士2016年は勝ちトンボデザイン心技体表した3部作完結編となる2017年は「技」をイメージした「三の矢」と名付けられた。化粧まわし見た嘉風は「は験のいい鳥頂いたからには、“ウィンウィン”以上の結果出したい」と恩返し誓った4月から作成し始めた今作は、前回までの2部作と比べ軽量化昨年入っていた四股名なくなりシンプルな作りとなっている。デザインした協会の原志津香代表は「流動的なというよりは、微動だにしないずっしりとしたイメージしました」と説明中心にある3本の矢は、鋭い攻め手表現。「立ち合い50パーセント勝負が決まるというのが相撲。そのために大切な立ち合い一の矢次々二の矢、三の矢を打つというイメージ作成しました」と話した。元々は嘉風夫人と同代表が知人だったことが製作のきっかけ名古屋場所はもともと苦手としていたが、この化粧まわし贈呈されるようになった2015年12勝と大活躍。2016年10勝を挙げ2年連続三賞受賞した。「この会自体験担ぎにしているので。今年結果出したい3年連続三賞めざしたい」と意気込んだ2017年7月7日名古屋市内で開かれた日体大出身力士激励会出席激励会最中九州豪雨による大きな被害気に掛けた。地元知人とは連絡取り合っており、幸いにも大きな被害はなかった。不安を抱え人がい状況に「悪いニュースは気になるし心配。不安が和らぐような相撲取りたい」と決意を口にした。日体大出身力士名古屋での激励会2017年2回目親方(元小結垣添)から序ノ口力士までこの日は7人が参加力士代表してあいさつした嘉風が「いい相撲取って今場所を盛り上げたい」とあいさつする会場大きな拍手包まれた。迎えた名古屋場所初日では横綱日馬富士破って殊勲インタビュー呼ばれ、ここでも故郷被災地窮状思いを寄せるコメント残した2017年9月報道によると、網膜剥離2度の手術を経験しており、左目の視力は0.02しかないという。 2017年9月場所4日目取組終了後の夜、親交の深い二子山(元大関雅山に対して「(相手に)当たるのに怖さがあるんです」と弱音を口にしたが、二子山意を決して「そんな気持ちじゃ、お前は勝てないよ」と中途半端な覚悟土俵上がっていることを指摘。これに目が覚めたのか、この場所は8勝7敗と勝ち越して技能賞を手にした。 2017年秋巡業中、神取忍からインタビューを受け、そこで場所中は午前中稽古後と取組後にトレーナーに体を診てもらうこと、本場所の1番1番を「今日この日の1番で終わって良い」という覚悟取っていることを明かした2017年10月27日朝、歌手相川七瀬島根県出雲市出雲大社初め参拝した御朱印集めから寺社仏閣興味持った嘉風と、数多く神社めぐって書籍も出すなど「ハマり過ぎ芸能人」として知られる相川は、知人を介して知り合った秋巡業松江市滞在したこの日、相川助言もあって早朝出雲大社を初訪問その際相川に「私も行こうかな」と言われ一緒に訪れた相川書籍太陽と月の結び」と、相川デザイン御朱印帳を持つ嘉風は「いろいろと案内していただきました」と感謝した。ただ、34歳昇進した鏡岩超えの「最年長大関を狙う」と宣言する嘉風は「特別な願い事はしていません」。以前三重県伊勢神宮参拝した際に「お礼を言うところ」と聞いてから、神様の前では感謝だけ。「ここまで長く力士をできているお礼しかないです」と語った2018年の『FLASH 』のロングインタビューでは「昔の自分より今の自分の方が強いので過去戻りたい思ったことは一度も無い」と力強く言い切っていた。また同インタビューで、黒星への恐怖白星喜びとも無縁で、如何に全力出し切るかが自身にとっては重要であるとも話していた。

※この「現役中」の解説は、「嘉風雅継」の解説の一部です。
「現役中」を含む「嘉風雅継」の記事については、「嘉風雅継」の概要を参照ください。

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