三役とは? わかりやすく解説

さん‐やく【三役】

読み方:さんやく

ある組織代表する三つ主要な役職また、その役職にある人。→政務三役党三役

相撲で大関関脇小結のこと。現在は横綱含めていう。

㋑能で、シテ方に対してワキ方囃子方(はやしかた)・狂言方

茶道で、茶会のときの亭主正客(しょうきゃく)・お詰め(末客)。

江戸時代幕府直轄領行われた別の賦税御伝馬宿入用米六尺給米御蔵前入用金総称高掛(たかがかり)三役。


三役

読み方:サンヤク(sanyaku)

江戸時代名主庄屋肝煎)、組頭長百姓年寄)、百姓代

別名 村方三役(むらかたさんやく)


三役

読み方:さんやく

  1. 〔相〕大関関脇小結をいう。

分類 相撲

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三役

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 08:28 UTC 版)

三役(さんやく)とは、

  • 組織を代表する立場の3つの主要な役、またはその役職にある人のこと[1]
大相撲での用法より、組織のトップが入るケースと入らないケースとがある。

以下、分野ごとに「三役」を挙げる。

一般

  • 大相撲幕内力士のうち、番付上位の三役の、1) 大関・2) 関脇・3) 小結を指す[1]。現代では横綱も三役に含まれる[1]
    • 一方で、大関(横綱)を別格として、残る関脇・小結のみを指すこともある。この関係から組織のトップを入れたり入れなかったりする。
    • 三役揃い踏み: 千秋楽結びの三番の前に、大関・関脇・小結に相当する力士が揃って土俵上で四股を踏むこと。なお現在では横綱もこれに含まれている。また番付によって大関が一人または不在の場合は、平幕がこれに含まれることもある。
    • これより三役: 千秋楽結びの三番に出る最上位の力士で横綱も含まれている。番付によって横綱や大関が不在または少数の場合は平幕が含まれることもある。
  • 茶道の三役: 1) 亭主・2) 正客・3) 末客(お詰め)[1]
  • 能楽三役: (シテ方に対して) 1) ワキ方・2) 囃子方・3) 狂言方[1]

江戸時代

現代の組織

※ 地方自治法改正(2007年4月)により、助役に相当する職は副市町村長に、収入役・出納長に相当する職は一般職の会計管理者に変わった。よって現在は三役ではなく市町村長・副市町村長の二役とする例[2][3]や、1) 市町村長・2) 副市町村長・3) 教育長をもって三役とする例[4][5][6]がある。

脚注

  1. ^ a b c d e f weblio辞書 - デジタル大辞泉”. 2022年11月17日閲覧。
  2. ^ 市町村二役・議会議長名簿 - 新潟県公式ホームページ
  3. ^ 二役の紹介 - 長野県松本市公式ホームページ
  4. ^ 糸島市三役が決定 - 福岡県糸島市公式ホームページ
  5. ^ 大府市の三役 - 愛知県大府市公式ホームページ
  6. ^ 三役 - 島根県安来市公式ホームページ

三役(さんやく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 08:16 UTC 版)

杜氏」の記事における「三役(さんやく)」の解説

杜氏統率の下に部門別工程分担し蔵人直接指導をする責任者であり、中間管理職のような役割も負う。通例は頭(かしら)、麹屋(こうじや)、酛屋(もとや)のことを指す。しかし、流派酒蔵によっては杜氏・頭・麹屋を三役と、また、三役そのもの三番さんばん)と呼ぶ場合もある。

※この「三役(さんやく)」の解説は、「杜氏」の解説の一部です。
「三役(さんやく)」を含む「杜氏」の記事については、「杜氏」の概要を参照ください。


三役

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 23:16 UTC 版)

関脇」の記事における「三役」の解説

本来は大関関脇小結3つの番付が「三役」であるが、大関昇進特別な条件必要なことや、横綱との兼ね合いがあることから、現在は三役に含まれておらず、関脇小結2つ番付で三役を構成している。そのため、現在の三役における最高位見做されており、千秋楽では「これより三役」に出場する機会が多い。小結横綱番付として確立していない時代上述のように大関関脇と共に本来の三役を構成する番付であったため、「これより三役」に出場する機会多かったが、現在は小結が「これより三役」に出場する機会は稀であり、初日横綱との割が組まれることが定例となっている。だが、稀に関脇初日横綱との割を組まれる場合もある。

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三役

出典:『Wiktionary』 (2021/11/30 14:03 UTC 版)

この単語漢字
さん
第一学年
やく
第三学年
音読み 呉音

名詞

(さんやく)

  1. ある組織における、重要な3つの役割のこと。
    1. (相撲) 番付において、大関関脇小結のこと。
    2. 会社などにおける、3つの重要な役職

「三役」の例文・使い方・用例・文例

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