液晶とは? わかりやすく解説

えき‐しょう〔‐シヤウ〕【液晶】

読み方:えきしょう

液体結晶との中間状態にある物質液体流動性結晶規則性とをあわせもち、光学的異方性を示す。透明な電極挟んで時計・パソコン・テレビ・携帯電話などの画面表示用いる。液状結晶


液晶


液晶

英語 liquid crystal

固体液体中間的な性質をもつ細長い分子形状液体で、分子並び方により光の透過率が変わる。この性質利用すると、電圧加えて分子並び方自由に変化させることができ、多く応用法実用化されている。液品ディスプレイは文字や絵を表示させる画面に液晶が使われている。ただし、液晶自体発光しないので、夜間バックライト照明などにより視認性高めている。

参照 液晶ディスプレイメーター
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

えきしょう【液晶】

デジパチ権利物デジタル部分パチスロ演出モニター使われることが多い、分子規則的に配列され液体初めて液晶が使われたのは「ブラボーエクシード(平和)」、初めカラー液晶が使われたのは「麻雀物語やっぱり平和)」、初めパチスロ搭載したのは「ゲゲゲの鬼太郎サミー)」。

液晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 15:35 UTC 版)

液晶(えきしょう、: Liquid Crystal)は、液体のような流動性と、結晶のような異方性を兼ね備えた物質である[1]。一部の液晶は、電圧印加すると光学特性が変化する。この性質を応用した液晶ディスプレイなどの製品が広く普及している。


注釈

  1. ^ Nematic液晶の日本語表記には「ネマチック」と「ネマティック」がある。日本液晶学会誌では2020年1月現在で「ネマチック」表記を用いている。これは文部省学術用語集 分光学編(S49年初版、H11年増改訂版)に従ったと考えられるもので、ここでもネマチック表記とする。スメクチック等も同様。
  2. ^ 英訳は Crytals That Flow Compiled with translation and commentary by T. J. Sluckin, D. A. Dunmur and H. Stegemeyer, Taylor & Fransis (2004)
  3. ^ この文献以外に複数の文献があるがいずれも液晶という言葉が用いられている。

出典

  1. ^ 第2版, 日本大百科全書(ニッポニカ),ASCII jpデジタル用語辞典,化学辞典 第2版,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,知恵蔵,精選版 日本国語大辞典,とっさの日本語便利帳,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “液晶とは”. コトバンク. 2021年6月7日閲覧。
  2. ^ Definitions of Basec Terms RElating to Low-molar-mass and Polymer Liquid Crystals, IUPAC Recommendations 2001. Pure Appl. Chem., Vol. 73 No. 5, pp.845-895, (2001).
  3. ^ a b 液晶辞典 日本学術振興会情報科学用有機材料第142委員会液晶部会編 培風館(1989)
  4. ^ The Physics Of Liquid Crystals (International Series Of Monographs On Physics) P. G. de Gennes Oxford University PressU.S.A.; 2版 (2002/5/2)
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  6. ^ 液晶の歴史 (朝日選書) D・ダンマー (著), T・スラッキン (著), 鳥山和久 (翻訳) 朝日新聞出版 (2011/8/10)
  7. ^ F. Reinitzer, Monastshefte fur Chemie(Wien) Vol.9, 421-441(1888).
  8. ^ G. Friedel, Annales de Physique Vol. 18, 273-474(1922)
  9. ^ G. H. Heilmeier, Dynamic Scattering: A New Electrooptic Effect in Certain Classes of Nematic Liquid Crystals, Proc. I.E.E.E. 56 1162-71(1968).
  10. ^ 物理化学 大幸勇吉,「物理化学講義(中巻)」, p217(1908). 冨山房,東京.
  11. ^ 化学本論 片山正夫,「化学本論」, P.411 (1915).内田老鶴圃,東京.
  12. ^ 応物解説 山本健磨, 液晶(1-3), 応用物理, 6 , 234-240,290-293,340-343(1937)
  13. ^ 山崎 栄一,「液晶又は晶液精製の原理およびその性質につき」,日本化学会誌,43,134(1922).
  14. ^ 苗村省平,「Q & Aファイル101 液晶が分かる本」, (2001).工業調査会,東京.
  15. ^ 古畑芳男,鳥山和久,液晶再発見, 固体物理, 4, No.4, 32(1969) .
  16. ^ Von Bunichi Tamamushi, Bulletin of the Chem. Soc. Jpn., 9, 475(1934).
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  18. ^ 液晶紳士録 月刊ディスプレイ編集委員会編 液晶紳士随想録 テクノタイムズ社(2002)
  19. ^ 温度で七色に変化する“液晶”アイデアで用途は無限,新型商売特集号, オール生活 1979年11月増刊, 実業之日本(1979).
  20. ^ 佐々木昭夫,苗村省平 編,「液晶ディスプレイのすべて」, 工業調査会(1993).
  21. ^ 石川 謙,液晶21巻 136(2017).
  22. ^ プロジェクトX挑戦者たち「液晶 執念の対決」,Kindle版, (2012), NHK出版, 東京)
  23. ^ 船田文明、薄型ディスプレイ事始め、電気情報通信学会誌 89号 735-739(2006)
  24. ^ 船田文明 液晶イノベーション応用物理学会誌  Vol76. P462-471(2007)
  25. ^ 液晶ディスプレイ物語ー50年の液晶開発と未来に託す夢 小出直之編 エース出版(2013)



液晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 18:21 UTC 版)

示差走査熱量測定」の記事における「液晶」の解説

DSCは液晶の研究にも用いられる。液晶は固体液体中間状態の物質であり、ディスプレイ用いられている。 DSC用いると、固体から液晶状態へ、液晶から液体へと転移する小さなエネルギー変化計測することが出来る。

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液晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 18:49 UTC 版)

AQUOS PHONE」の記事における「液晶」の解説

2012年夏モデル以降AQUOS PHONE(シリーズ化している端末)の液晶にはシャープ開発した「SuperCGシリコン液晶」を搭載2012年冬モデル以降から科学技術振興機構開発しシャープ量産化した「IGZO」を搭載いずれも省電力図った液晶を搭載している。解像度はHD/フルHD採用Rシリーズには更に高精細10億色での表現可能にした「Pro IGZO」を搭載。なお、zeroシリーズにはIGZOではなく有機EL搭載されている。 以前は「NewモバイルASV液晶解像度WVGA/VGA/qHDを搭載していたが、電池消費面を考慮し上記2種の液晶システム主流となっている。 全機全面フルタッチパネル搭載

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液晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:12 UTC 版)

物質の状態」の記事における「液晶」の解説

詳細は「液晶」を参照 液晶は液体固体中間の性質を持つ。例えば、ネマティック相はパラアゾキシアニソールのような長い棍棒状の分子からなり118度から136度でネマティック性質を示す。この状態では、分子液体のように流動するが、全ての方向揃っていて自由な回転できないその他の種類の液晶もあり、液晶ディスプレイのような技術にとって重要なものもある。 柔軟性結晶は液晶とはまた異な液体固体中間状態である。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:46 UTC 版)

ゲームボーイ」の記事における「液晶」の解説

シチズンから液晶テレビ用のモノクロディスプレイ売り込みがあり、開発スタートした本機シャープ共同開発しシャープ40億円を投じゲームボーイの液晶開発用工場設立。液晶は同社のものを使用している。

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液晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:11 UTC 版)

アクオス」の記事における「液晶」の解説

科学技術振興機構開発しシャープ量産化した「IGZO」を搭載している が、一部モデルでは「S-CGシリコン液晶」を搭載している。 解像度フィーチャーフォン除きHD/フルHDで、フィーチャーフォンを除く全ての機種全面フルタッチパネル搭載2018年冬モデル登場したAQUOS zeroシリーズ自社製の有機EL搭載されている。シャープ堺市工場投資行い自社スマホ向けの有機EL生産開始していた。

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液晶

出典:『Wiktionary』 (2021/07/15 13:02 UTC 版)

名詞

えきしょう

  1. 液体のように流動性を持つものの、結晶のように分子配向ある程度規則性がある物質電圧をかけたときの光学特性変化利用して電卓携帯電話テレビなど、様々な表示機器使われている。
  2. 液晶ディスプレイ

発音(?)

え↗きしょー

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関連語

翻訳


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