ひだまり荘の住人
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ひだまり荘の住人
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「ひだまりスケッチ」の記事における「ひだまり荘の住人」の解説
ゆの 声 - 阿澄佳奈 本作の主人公。ひだまり荘201号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組→3年A組。 山梨県甲府市出身。身長は1年時が144.5cm、2年時が144.3cm(本人は誤差と主張)。アニメでは身長144cm。靴のサイズが21.5cm。いて座。100均のメジャーで身長が測れるほど小柄であり、自身の身長に軽度のコンプレックスを抱いている。一人っ子。 左右につけている黒い“×”(バツ、バッテン)の形の髪留め(バレッタ)がトレードマーク(同時にシンボルマーク。宮子からは「ゆのっち」と呼ばれることが多い(宮子は髪留め自体を「っち」とみなしている節があり、髪留めを外しているゆのに対しては「ゆの」と呼ぶ)。敬称で呼ばれる場合、大家以外からは「ちゃん」付けではなく、「さん」付けで呼ばれている。 素直で優しく、何事にも一生懸命。感受性が豊かで、かわいいものに目がない。ノコギリ、もといカナヅチであるが、入浴は好き。天然な面を持ち、あらゆることを世間一般の認識と異なる意味に解釈する。普段は寛容な性格だが、小さなこだわりを譲らない一面もあり、酒が入ると、そのこだわりについて延々と語り始める癖がある。年齢と反して容姿、性格が稚いため、彼女の後輩である乃莉となずなからでさえ「かわいい」と概評されたこともある。眠くなりやすい体質。 料理が得意なようで、ヒロによれば彼女が作る味噌汁は絶品とのこと。加えて、パソコンやインターネット関連の事柄にも疎い。また、音痴であるが、本人はそれに気づいていない。 彼女の家ではきんぴらゴボウなどに入れるニンジンを輪切りにするのが定番であり指摘されるまでそれが普通だと思っていた。 1年時のやまぶき祭では、締め切りに間に合わなかったため未完成の絵を提出する羽目になったり、デッサンコンクールで下位で評価されたこともあってか、自分の美術的才能に対して過小評価しているようで、褒められることに慣れていない。だが2年時にやまぶき祭で配布されるパンフレットの表紙に彼女のデザインが選ばれるなど、実力が認められている節もある。 アニメでは大家と会う時期が体育祭と一番遅く、後輩である乃莉となずなはひだまり荘に入居し始めて間もなくあいさつを済ませていた(原作では宮子たちと一緒に会っている)。 ゆの本人がそれぞれ「優ちゃん」「まなみん」「美雪ちゃん」と呼ぶ友人がいる。好きな歌手は「マーメイド」。 イメージカラーはオレンジ。 宮子(みやこ) 声 - 水橋かおり ひだまり荘202号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組→3年A組。 福岡県出身(実家の市外局番は092)。身長は165cm。愛称は「宮ちゃん」。本人によれば「よしこ」という呼び方でもいいとのこと。 ゆのがひだまり荘に入居した際、初めて出会ったひだまり荘の住人が宮子で、ひだまり荘では隣室、やまぶき高校ではクラスメイトということもあって、ゆのと宮子は「宮ちゃん」「ゆのっち」と互いに呼び合う仲で、やまぶき高校、ひだまり荘問わず何かと行動を共にする場面が多い。 明朗闊達な性格でゆのを上回る天然キャラ。住人一のトラブルメーカーで「口は災いの元」を地で行くことが多く、ヒロや沙英を怒らせたり、吉野屋にツッコミを入れることもある。その反面、風邪で寝込んでいるゆのを昼休みを利用して看病するなど、友達思いな面もある。また、猫が好きなようで、アニメ第1期第6話ではひだまり荘の屋上で猫と一緒に日焼けをしたり、第2期第4話では、猫が居ついてしまいこの猫と一週間ほど共同生活をしている。 家が貧しいようで、私服は背丈が変わらない下の方の兄のお下がりが多く、食事は実家からの仕送り(現物支給)で賄っているなど貧乏話には事欠かない。そのため、機会があればヒロ、沙英だけでなくゆのにも食事をおごってもらおうとする。食べ物の話題については非常に敏感。腹時計の誤差は1分以内とのこと。食べ物がないときは水で代用したり、自分でアジを捌いて干物を作るほどの生活力もある。嫌いな食べ物はないが、海産物は好きな模様。2人の兄といたこともあり、幼少の頃は男児向けの玩具で遊んでいた。 単行本(第2巻以降)やアニメの公式ホームページ(第3期および第4期)のキャラクター紹介では「意外にも」と書かれているが中学の頃は成績優秀で、やまぶき高校へは推薦で入学した。芸術的センスは人一倍優れており、さらに即興で点描の似顔絵を描いたり、ヒロが倒れた時床に「モディリアニ風」に描くなど技術も高い。演劇の才能もある。運動能力もかなり高い。本人は自らを「普通の人」と評するが、他にも生い立ちに関して様々なエピソードをもつ非常に謎の多い人物。 髪質が非常に良く、リンスをつけると綺麗なサラサラヘアーになる。しかし彼女にリンスを買う余裕はないためめったにその姿は見られない。幼少期は、植木屋の兄がヘアーカットしていた。 シンボルマークは猫の肉球(前述の猫と日焼けをした際に、右下腹部に猫が乗りそこだけ焼けずに残ってできたもの)。イメージカラーはイエロー。 乃莉(のり) 声 - 原田ひとみ ひだまり荘103号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組→2年A組。身長はヒロと宮子の中間くらい。 関西出身。ゆのが2年に進級した新学期にひだまり荘に入居してきた。宮子からは「乃莉っぺ」または「乃莉スケ」「ノリコさん」と呼ばれており、一定していない。 初登場は第4巻。アニメでは第2期特別編前編が初出(ただし台詞は無かった)で、第3期からレギュラーメンバーとなる。 常に前向きで、思ったことをそのまま口に出す実直な性格。彼女の言動でひだまり荘の住人に困惑を与えることも多いが、本人に悪意は全くない。さらに地元の話題や興味のある話題に関してウンチクに近い語りを披露することもある。ただし根は優しく、やや強引ながらも引っ込み思案のなずなをリード、フォローする場面が見られ、勉強も教えるなど面倒見の良さもある。 一方で照れ屋の一面も持ち合わせており、褒められたりするのに弱い。さらに自分が「かわいいもの好き」であることを知られたくないとも思っている。 パソコンを所持しており、彼女が入居するにあたってひだまり荘にインターネット回線 (ADSL)設備が導入された。そのためか、ネットで仕入れたと思われる知識が豊富で、機会があるたびに豆知識を披露する。なお、回線は用意されたものの、実際にインターネットを利用できる環境を持つのは乃莉の部屋だけであるため、たまに、ゆの達から調べ物でパソコンを貸してほしいと頼まれる。また、パソコンのOSデスクトップ上には、過去封印という名前のフォルダがあり、この中身を見られると半狂乱になるという。 シンボルマークはパソコンのマウス。イメージカラーはブルー(グリーンになる場合もある)。 なずな 声 - 小見川千明 ひだまり荘203号室の住人。やまぶき高校普通科1年D組→2年D組。身長はゆのとヒロの中間位。一人っ子。宮子からは、たまに「なずな殿」と呼ばれる。 乃莉と同時期にひだまり荘に入居。ひだまり荘としては初めての普通科の生徒である(そのため制服のリボンが美術科のものとは異なる)。 初登場は第4巻。アニメでは第2期特別編前編が初出(乃莉同様台詞は無かった)で、第3期からレギュラーメンバーとなる。 引っ込み思案で何事にも遠慮がちな性格。自分に自信が持てないらしく、卑屈な言動が目立つ。主に乃莉からフォローされることが多いが、彼女の言動で傷つくこともたまにある。しかし、ひだまり荘に来てからは彼女と特に親睦を深めているようである。寝相はものすごく悪い。また、料理は大の苦手で食事は主にスーパーで買ってきた惣菜で済ませている。両親に手料理をふるまうためにゆのやヒロに料理を習ったこともあったが、結局は本番でも助け舟を出してもらっている。 元々やまぶき高校の近所に住んでおり、あくまで自宅最寄りの高校ということで同校普通科を受験し合格していたが、父親が愛知県に転勤となり母親も同道してしまったため、ひだまり荘に入居した。そのため、ひだまり荘周辺の地理ややまぶき高校の事情については、ゆのや宮子より詳しい。 おどおどしがちな姿が放っておけない雰囲気を出しており、心配になった男子にフォローされやすい。しかし、小中学校時代はそれによって嫉妬した女子から嫌がらせ(給食のカレーに嫌いなニンジンを入れられる)などを受けることも多かった。入学後、クラスではうまくやっているようである。 シンボルマークは雪洞付きの髪飾りで束ねられた後ろ髪。イメージカラーはホワイト(淡いラベンダー色になる場合もある)。 茉里(まつり) ひだまり荘101号室の住人。やまぶき高校美術科1年A組。宮子からは「フェス太さん」と呼ばれる。 沙英とヒロが卒業した後、ひだまり荘にやってきた新入生。実家はひだまり荘から2時間半のところにあり、両親は共に公務員。 初登場は第8巻。 ひだまり荘に入居の挨拶のためにお土産のロールケーキを買おうとした際にゆのと宮子と出会う。口調や立ち居振る舞いに変わったところが見られず、礼儀正しい面を見せていたが、入学式に着飾った私服で出席しようとする、スキンシップが好きで罰ゲームがマッサージと聞いて目を輝かせるなどの変わった面も見せる。色彩センスも「何を描いてもアメリカのお菓子みたいな色」と言われるほどにビビッドな物を好む。 趣味はイラストとおよーふく。特に後者は自分が着飾ったりするだけでなく、人に着せることも好む。また、普段からメイクをしていたりダイエットにも励んでいる。 両親のことを「パパ」「ママ」と呼ぶ。6つ上の従姉に憧れており、従姉が美大に進学したことや、元々美術が好きだったことから美大を志し始めた。
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