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いて座

6つの星がひしゃく形に並んでいる南斗六星が目印

日本では夏の南天に低く輝いている星座で、さそり座の東(左)どなりにあります。6つの星が小さなひしゃくの形に並んでいる「南斗六星」が目印で、天の川ミルク流れと見なした西洋では、天の川にかかる南斗六星をミルクデッパー(ミルクをすくうさじ)と呼んでいます。この南斗六星の柄から下のほうに、4つくらいの明るい星が並んでいて、このあたりが弓と矢の部分になります。夏は一番天の川美し季節で、しかもこの星座のあたりは天の川が特に明るくて幅広いので、少し郊外に行けばはっきりと見ることができます。しかし、この星座は2等星がひとつ、そのほかは3等星以下の暗い星からなっているので、さそりをねらって、大きな弓を引き絞っている半人半馬怪人の姿を想像するのは難しでしょう


頭もよく武勇に秀でた半獣神ケイロン

ケンタウロスは、上半身人間で、下半身が馬の半獣神です。弓矢をもって野山かけめぐる野蛮種族ですが、ケイロンだけは気高くやさしい半馬人でした。巨人タイタン族で一番強いクロノス妖精ニンフの間に生まれクロノス正妻復讐恐れて、自ら半馬人になりました。あるとき、ヘラクレスと闘ったとき、矢がささり、不死身の彼は苦しみ、その苦しみから逃れるため、巨人神のプロメテウス不死の身をゆずって死にました。それを知ったゼウスは、彼の死を惜しんで天空上げたといいます。



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いて座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/30 14:58 UTC 版)

いて座
Sagittarius
Sagittarius
略符 Sgr
学名 Sagittarii
発音 [ˌsædʒɪˈtɛəriəs]、属格:[/ˌsædʒɪˈtɛəriaɪ/]
象徴 the Archer
赤経 19
赤緯 −25
20時正中 8月20日
区分 SQ4
広さ 867平方度 (15位)
主要恒星数 12, 8
バイエル/
フラムスティード
恒星数
68
惑星持ち恒星数 15
3等以上の恒星数 7
近傍恒星数 4
最も明るい星 ε星(カウス・アウストラリ) (1.9m)
最も近い星 ロス154 (9.68光年)
メシエ天体 15
隣接する星座 わし座
たて座
へび座(尾部)
へびつかい座
さそり座
みなみのかんむり座
ぼうえんきょう座
インディアン座(角で接する)
けんびきょう座
やぎ座
観測可能地域は+55°と−90°の間
21:00(午後9時)に最も良く見えるのは8月の間

いて座(射手座、Sagittarius)は、黄道十二星座のひとつ。トレミーの48星座に含まれる。冬至点銀河の中心がこの星座の領域にある。

ラテン語名の略符は、かつては Sag, Sgr の2とおりがあったが、1928年に国際天文学連合によって、Sgr が正式なものとされた。ところが最近になって、英語圏の銀河天文学の研究者の間で廃れたはずの Sag が復活している。いて座矮小楕円銀河は "SagDEG" と略記される。

目次

特徴

星座は、ティーポットと呼ばれる星群によって容易に認識可能である。この星座の東側にあるζ,τ,σ,φ,λ,μ の6つの星が、北斗七星に似たひしゃく状に並んでいることもあって、中国では二十八宿の一つ斗宿とされており、日本でもこの部分を「南斗六星」と呼んでいる。西欧でも「ミルクディッパー」と呼ばれることがある。この星座はα星ルクバト(「射手のひざ」の意)が4.0等級の暗い星で、これより明るい星がいくつもある。

その他に固有名がついている星には、

などがある。

主な天体

いて座は、銀河系の中心がある方向なので、天の川の密度はこの付近が一番濃い。したがって、写真を見ると、いて座には赤色をした多くの星雲があるほか、星団もみとめられる。

そのうちの1つは、δ星の西7.5°の場所にある球状星団M55

いて座λ星の近くの散光星雲 M8 (干潟星雲)は、望遠鏡で見ると美しい。 たて座境界付近のω星のそばには、オメガ星雲、白鳥星雲または馬蹄形星雲と呼ばれる M17 がある。この天体は、ケンタウルス座オメガ星団と誤りやすいので注意する必要がある。

また、M8 の北には大きな散光星雲である三裂星雲 (M20) もある。ここには若くて温度の高い星がいくつもある。

銀河系中心に関係のある電波源いて座Aもある。天文学者は、いて座Aが大質量のブラックホールを含むかもしれないと考えている。

主な恒星(いて座)
星名 固有名 概略位置 実視等級 スペクトル型 距離
赤経 赤緯
α Sgr ルクバト
β Sgr アルカブ
γ2 Sgr アルナスル 18h05m48s -30°25′27″
δ Sgr カウス・メディア 18h21m00s -29°49′41″
ε Sgr カウス・アウストラリス 18h24m10s -34°23′05″
λ Sgr カウス・ボレアリス 18h27m58s -25°25′18″
σ Sgr ヌンキ 18h55m16s -26°17′48″
ξ Sgr アスケラ 19h02m37s -29°52′49″
π Sgr (なし) 19h09m46s -21°01′46″

歴史

いて座の設定は古く、シュメール文明に起源を持つとするのが定説である。バビロニアネブカドネザル1世時代(紀元前1300年頃)のものとされる境界石標には射手と馬ならぬサソリが合体し、さらに羽根を生やしている蠍人間として描かれている。 アシュールバニパル時代にはパ・ビル・サグと呼ばれ、半人半馬で蠍の尾を持った姿で「ギルガメッシュの叙事詩」にも登場する[1]




  1. ^ 野尻抱影 「古代の星座」『星座』 野尻抱影編、恒星社厚生閣〈新天文学講座1〉、1957年、53頁。
  2. ^ Hyginus, Fabulae, 224.
  3. ^ I. Ridpath, Star Tales - Sagittarius, Ian Ridpath Homepage
  4. ^ 英語版Wikipediaはケンタウルス座といて座の両方ともはケイロンだという説をとっている。


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