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おひつじ座

一番明るい星(アルファ星)から「ヘ」の字に連なる小さな星座

黄道12星座の第1番めに位置する星座です。日本では秋から冬にかけて見られ、クリスマスの頃、午後8時に南中します。アンドロメダ座南東(左下)にあり、2000年ほど前には、春分の日太陽はこの星座と同じ位置にありました(現在では西どなりのうお座)。赤く見える一番明るい星(アルファ星、アラビアではハマル〈羊の頭〉と呼ぶ)が2等星という目立たない小さな星座で、アルファ星を中心に、「へ」の字をさかさまにしたような形で3等星と4等星並びます。星の並びを見つけるのは難しありませんが、それから羊の姿を連想するのはほとんど不可能です。アルファ星の距離は80光年表面温度は約4,000観測されています。


ゼウスにささげられた金色の毛皮をもつ雄羊

アテナイ北方ポエオチア地方王子プリクソスその妹ヘレは、継母イーノ憎まれていました。そしてイーノ策略で、いけにえにされて殺されそうになったとき、きょうだい実母ネペレ大神ゼウス助け求めました。ゼウス息子ヘルメス命令して、金色の毛をもつ雄羊をきょうだいのもとにつかわします。その雄羊の背に、きょうだいがまたがると、雄羊は空高く舞い上がりギリシャから海峡越え遠くコーカサスの山に近いコルキスの国を目指し飛び続けました。途中アジアに入ろうとしたそのとき、妹のヘレがめまいをおこし、海に転落。しかし、兄は無事コルキスに着き、そこの国王手厚く迎えられました。プリクソス神のお告げどおり、祭壇にその雄羊をささげ、その金色毛皮コルキス神殿に飾られて、一睡もしない1匹の龍に守られることになったといいます。この雄羊が空にあげられたのが、おひつじ座です。



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おひつじ座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/04 16:48 UTC 版)

おひつじ座
Aries
Aries
属格 Arietis
略符 Ari
発音 発音:[ˈɛəriːz]、正式には[/ˈɛərɪ.iːz/]; 属格:[/əˈraɪ.ɨtɨs/]
象徴 the Ram
概略位置:赤経 3
概略位置:赤緯 +20
広さ 441平方度 (39位)
肉眼恒星数 3, 10
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
67
系外惑星が確認されている恒星数 4
3.0等より明るい恒星数 2
近距離星数 2
最輝星 ハマル (α Ari) (2.0)
最も近い星 ティーガーデン星 (12.6?光年)
メシエ天体 0
流星群 おひつじ座五月流星群
おひつじ座秋季流星群
おひつじ座δ流星群
おひつじ座ε流星群
おひつじ座白昼流星群
おひつじ座-さんかく座流星群
隣接する星座 ペルセウス座
さんかく座
うお座
くじら座
おうし座
観測可能地域は+90°と−60°の間
21:00(午後9時)に最も良く見えるのは12月の間

おひつじ座(牡羊座、Aries)は、黄道十二星座で、から星座トレミーの48星座のうちの1つ。

目次

主な天体

恒星

おひつじ座の主な星は、α星ハマル(2等星) と β星シェラタン(3等星)。ほかの星はこれらより暗いが、固有名のついている星にγ星メサルティムとδ星ボテインがある。γ星は、ほぼ等光の美しい2重星として知られている。

主な恒星(おひつじ座)
星名 固有名 概略位置 実視等級 スペクトル型 距離
赤経 赤緯
α Ari ハマル 02h07m10s +23°27′45″
β Ari シェラタン 01h54m38s +20°48′29″

銀河

おひつじ座の主な天体は次のとおり。銀河 NGC 697(β星の北西)、NGC 772(β星の南東)、NGC 972(星座の北角)、NGC 1156(δ星の北西)。どれも暗く、望遠鏡でもかすかにしか見えない。

由来

この星座の比較的明るい東側(向かって西側)のα星・β星・γ星でできる鉤型は、古代バビロニアでは「農夫」あるいは「雇夫」(麦播きの農繁期に雇われる日雇い農夫)だった。隣のうお座の中央が、彼が耕す農地である。「男」と「」が同音異義語 lu だったことから、羊と同一視されるようになった[1]

なお、ぎょしゃ座の由来を参照。

神話

ギリシア神話によると、ボイオティア王アタマスの息子プリクソス双子の妹ヘレーが、継母イノーの悪巧みによって生贄にされそうになったときに、ゼウスが遣わして二人を乗せて逃げた金の皮を持つ羊だという。妹は羊が走る途中に海に落ちおぼれて死んだ。プリクソスは逃亡先のコルキスでこの羊を生贄に捧げ、皮を当地の王アイエーテースに贈った(現代の観点からすると恩知らずな行為に見えるが、古代においては神の遣わした獣は生贄として神に返す風習だった)。この羊の皮を手に入れるための冒険がアルゴー号アルゴ座)の冒険、アルゴナウタイ神話である。




  1. ^ 近藤二郎『わかってきた星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』誠文堂新光社 2010年、ISBN 978-4-416-21024-6


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