きんぴらとは? わかりやすく解説

きんぴら【金平/公平】

読み方:きんぴら

【一】金平浄瑠璃主人公の名。坂田金時の子怪力無双多く武功をたてたことから、強いもののたとえにいう。

【二】[名・形動

金平浄瑠璃」の略。

金平牛蒡(ごぼう)」の略。

金平糊(のり)」の略。

近世語》気が強くて荒っぽいこと。また、そのさま。多く女子にいう。

「—な娘ではなし」〈黄・御存商売物


きんぴら

作者清水義範

収載図書12皿の特別料理
出版社角川書店
刊行年月1997.1

収載図書12皿の特別料理
出版社角川書店
刊行年月1999.12
シリーズ名角川文庫


金平(キンピラ)

読み方:きんぴら

  1. 寛文の頃土佐節浄瑠璃に、坂田公時の子金平といふ強力無双勇士の事を綴り和泉太夫之を語り大に行はれしより、世に強きことを金平といふに至れり。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

金平

(きんぴら から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 11:10 UTC 版)

きんぴらごぼう

金平(きんぴら)は、日本食惣菜の一つ。繊切りにした野菜砂糖醤油を用い甘辛く炒めたもの。特に繊切りまたは笹がきにしたゴボウを主に調理したものはきんぴらごぼうと呼ばれる。

材料としてはゴボウレンコンニンジンなどの根菜類が一般的だが、厚めに剥いたダイコンの皮や、ヤーコンウドなどで作られることもある。味付は味醂(あるいは日本酒砂糖)、醤油を基本とし、好みで鷹の爪を加えたりゴマ鰹節トッピングに用いる。野菜のほかにはコンニャク竹輪さつま揚げなどの練り物のほか、鶏肉バラ肉を加えることもある。

金平という名前は金平浄瑠璃が流行ったころに浄瑠璃中の登場人物で金太郎として知られる坂田金時の息子・金平から名付けられたという[1]

江戸時代には伽羅牛蒡の名で呼ばれており、油では炒めず、唐辛子入りの生醤油で煮込んでから天日干しし、刻んだ唐辛子を漬けた酒で醤油と共にさらに煮込む料理であった(『黒白精味集』(1746年、延享3年)記載)[2]

金平牛蒡の語が文献に見いだされるのは、1800年代初期になってからである[2]

出典

  1. ^ 宮武外骨編『日本擬人名辞典』附録4頁(成光館、1930)
  2. ^ a b 青木直己「牛蒡」『江戸うまいもの歳時記』文藝春秋、2021年。ISBN 978-4167918071 

「きんぴら」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「きんぴら」の関連用語

きんぴらのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



きんぴらのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2024 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金平 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS