面影

デジタル大辞泉

おも‐かげ【面影／^×俤】

読み方：おもかげ

１ 記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。「亡き人の—をしのぶ」

２ あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の—がある」「古都の—は今やない」

３ 実際には存在しないのに見えるように思えるもの。まぼろし。幻影。

「夢に見えつるかたちしたる女、—に見えて、ふと消えうせぬ」〈源・夕顔〉

４ 歌論用語で、作品から浮かびあがってくる心象。

「詞(ことば)のやさしく艶なる他、心も—もいたくはなきなり」〈後鳥羽院御口伝〉

５ 「面影付け」の略。

６ 名香の名。香木は伽羅(きゃら)。

[補説] 「俤」は国字。

短編小説作品名辞典

面影

作者大岡昇平

収載図書大岡昇平全集 12 小説11 戯曲
出版社筑摩書房
刊行年月1995.9

面影

作者阿部和雄

収載図書グリンデルワルトにて
出版社近代文芸社
刊行年月1999.2

面影

作者高橋朋央

収載図書フーコー「短編小説」傑作選 2
出版社フーコー
刊行年月1999.6

面影

作者後藤末雄

収載図書編年体大正文学全集 第1巻 大正元年
出版社ゆまに書房
刊行年月2000.5

面影

作者高橋三千綱

収載図書フェアウェイに見る夢
出版社文芸春秋
刊行年月2000.8

面影

作者戸部新十郎

収載図書秘剣虎乱
出版社徳間書店
刊行年月2000.11

収載図書秘剣 虎乱
出版社徳間書店
刊行年月2003.9
シリーズ名徳間文庫

面影

作者小川未明

収載図書小川未明集 幽霊船―文豪怪談傑作選
出版社筑摩書房
刊行年月2008.8
シリーズ名ちくま文庫

面影―ghost image

作者星野亮

収載図書黒髪のジャンヌ―ザ・サード
出版社富士見書房
刊行年月2004.3
シリーズ名富士見ファンタジア文庫

近代文学作品名辞典

面影

読み方：オモカゲ（ｏｍｏｋａｇｅ）

作者 大岡昇平

初出 昭和38年

ジャンル 小説

面影

読み方：オモカゲ（ｏｍｏｋａｇｅ）

作者 芝木好子

初出 昭和44年

ジャンル 小説

面影

読み方：オモカゲ（ｏｍｏｋａｇｅ）

作者 田中冬二

初出 昭和17年

ジャンル 詩

面影

読み方：オモカゲ（ｏｍｏｋａｇｅ）

作者 林芙美子

初出 昭和8年

ジャンル 詩

面影

読み方：オモカゲ（ｏｍｏｋａｇｅ）

作者 原民喜

初出 昭和17年

ジャンル 小説

地名辞典

面影

読み方：オモカゲ（ｏｍｏｋａｇｅ）

所在 鳥取県鳥取市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

JMnedict

面影

姓	読み方
面影	おもかげ

ウィキペディア

面影

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/12/21 21:10 UTC 版)

面影（おもかげ）、おもかげ

面影

地名

• 面影 (鳥取市) - 鳥取県鳥取市の町丁
  • 面影村 - 鳥取県岩美郡に属した村。1953年に鳥取市へ編入合併した。
• 太秦面影町 - 京都市右京区の町丁。太秦地区の一部。京都市右京区の町名を参照。

映像作品

• 面影 (1924年の映画)（原題：L'images / Das Bildnis） - ジャック・フェデー監督によるフランス・オーストリア映画
• 面影 (1929年の映画) - 服部静夫監督、松竹による日本映画
• 面影 (1948年の映画) - 五所平之助監督、東宝による日本映画
• 面影 (テレビドラマ) - 1970年に放送されたNHK『銀河ドラマ』の一作
• 面影 (1976年の映画)（原題：Gable and Lombard） - シドニー・J・フューリー監督によるアメリカ映画

楽曲

• 面影 (三島敏夫の曲) - 三島敏夫のシングル
• 面影 (しまざき由理の曲) - しまざき由理のシングル
• 面影 (Novelbrightの曲) - Novelbrightの配信シングル
• 面影 (シドの曲) - シドの配信シングル

おもかげ

• おもかげ - 1959年の日本テレビ系列の単発テレビドラマ枠「愛の劇場」で放送されたテレビドラマ。
• おもかげ - 1959年のフジテレビ系列の単発テレビドラマ枠「東芝土曜劇場」で放送されたテレビドラマ。
• おもかげ - 1959年の日本テレビ系列の単発テレビドラマ枠「夫婦百景」で放送されたテレビドラマ。
• おもかげ - 1961年のフジテレビ系列のテレビドラマ枠「新国劇アワー」で放送されたテレビドラマ。
• おもかげ - 1962年のフジテレビ系列の単発テレビドラマ枠「シャープ火曜劇場」で放送されたテレビドラマ。
• おもかげ - 1966年のTBSテレビ系列の単発テレビドラマ枠「近鉄金曜劇場」で放送されたテレビドラマ。
• おもかげ (KGの曲) - KG (歌手)の配信シングル
• おもかげ (小説) - 浅田次郎による小説。また、これを原作とした2023年のテレビドラマ。
• おもかげ (映画)（原題：Madre） - ロドリゴ・ソロゴイェン監督による2019年公開のスペイン・フランス映画。
• おもかげ (曲)（おもかげ (produced by Vaundy)） - milet × Aimer × 幾田りらの配信シングル
• おもかげ - 虎屋が販売する、黒砂糖入り羊羹の商品名。

関連項目

• 「面影」で始まるページの一覧

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面影

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「TUGUMI」の記事における「面影」の解説

つぐみはすぐに入院してしまう。つぐみが入院した翌日、恭一が帰ってきた。まりあは、東京へ戻る前日、つぐみのお見舞いに行く。そこでつぐみの死を感じてしまう。そして、東京へ戻り、まりあの夏が終わりを向える。

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「面影」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女はもうこの世の人ではないが，面影は今でもはっきりと心に残っている
• それが今に昔の面影を残す
• 姉の笑顔に母の面影を見た。
• 母の面影を忘れられない。
• ハリウッドには昔日の面影はない。
• その年になってもまだ彼女は若々しい少女の面影を保っていた。
• その村にはもう昔の面影はない。
• この町はいまだに昔の面影をとどめている。
• 父の面影は今でも私の心に鮮やかに残っている.
• 彼はもとの面影もないほど[見る影もなく]変わってしまった.
• 中世の面影.
• 彼は昔の面影もない哀れな姿[敗残の身]だった.
• 父を早く亡くしたのでその面影はうろ覚えにすぎない.
• 彼は父親の面影にそっくりだ.
• 今の彼にはかつての美青年の面影はない.
• あの町へ行っても繁栄を誇った昔の面影はもう全く見られない.
• 彼女の面影が心をかすめた.
• 彼には昔日の面影がない.
• 彼の面影がまだ目の前にちらついている.