チャージーノ チャージーノの概要

チャージーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 05:11 UTC 版)

概要

超対称性理論では、通常のフェルミオンには対応するボソンが、通常のボソンには対応するフェルミオンが、超対称性パートナーとして存在することが予言される。弱い相互作用を媒介するゲージボソンのWボソン荷電粒子なので、正の電荷を持つ粒子と負の電荷を持つ反粒子があり、これらに対応する超対称性パートナーとして、それぞれ正・負の電荷を持つ2種類のウィーノが予言される。一方、素粒子の標準模型を最小限拡張した超対称性理論の模型では、ヒッグス粒子は2組あるため、2種類の荷電ヒッグス粒子に対応する超対称性パートナーとして2種類の荷電ヒッグシーノが予言される。チャージーノはこれらが混合した2種類の質量固有状態の粒子であり、質量の小さい方をチャージーノ-1、大きい方をチャージーノ-2と呼ぶ。なお、チャージーノはディラックフェルミオンなので、左巻きと右巻きの成分があるが、それぞれの成分が電荷が正・負いずれかのウィーノといずれかの荷電ヒッグシーノの混合状態となっている。




「チャージーノ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャージーノ」の関連用語

チャージーノのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャージーノのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャージーノ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS