ジャン・アルプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 22:26 UTC 版)
アルプの名
アルプの生まれた当時、アルザス地方は普仏戦争の結果、ドイツ領となっており、アルプはドイツ語とフランス語の双方を母国語とし、家庭ではアルザス語も話して育った。
1926年にアルプは当時のヨーロッパの政治的な問題、主にドイツのナチス政権に反発してフランス人となり、さらに1940年以降は自ら「ジャン・アルプ」と名乗るようになった。そのために現在でもドイツ語圏では「ハンス」、フランス語圏では「ジャン」と呼称される。
オブジェ言語
アルプはさまざまな身近な自然物から独自の形を抽出して「オブジェ言語」と称して造形作品に応用した。
髭やへそ、唇などの人体の部分は、瓶、帽子、時計のような人工の日用品とでさえ等価値という例に代表されるように、アルプの皮肉とユーモアに満ちたそれらの配置や構成は、偶然性も交えてアルプの探求の中心となっていた。
アルプ美術館
アルプ美術館は、ドイツ・ボンそばのライン川渓谷沿いに2007年9月23日にオープンした美術館である。
1856年に作られた古い私鉄の駅舎を改装した芸術センター「バーンホフ・ローランズエック(ローランズエック駅)」と、アメリカ人建築家リチャード・マイヤー設計による2つの施設からなる。アルプと妻ゾフィー・トイバーの400点におよぶ作品を収蔵している他、地域芸術の拠点としての機能を持つ。
バーンホフ・ローランズエックの部分は2004年10月に改装を終え、先行して開館した。
関連項目
外部リンク
- 1 ジャン・アルプとは
- 2 ジャン・アルプの概要
- 3 アルプの名
固有名詞の分類
美術家 |
流政之 エドゥアール・ヴュイヤール ジャン・アルプ 中川一政 山口長男 |
現代美術家 |
ドナルド・ジャッド 貴志謙介 ジャン・アルプ 内藤礼 ロバート・インディアナ |
フランスの画家 |
ジャン=ポール・サヴィニャック エドゥアール・ヴュイヤール ジャン・アルプ アデライド・ラビーユ=ギアール ジョルジュ・ビゴー |
彫刻家 |
橋本堅太郎 流政之 ジャン・アルプ 内藤礼 三沢厚彦 |
ドイツの画家 |
アダム・エルスハイマー ヨハン・フリードリヒ・オーファーベック ジャン・アルプ オットー・ディクス ハンス・フォン・アーヘン |
フランスの彫刻家 |
ジャン=アントワーヌ・ウードン ポール・リッシェ ジャン・アルプ オシップ・ザッキン ピエール・スーラージュ |
ドイツの彫刻家 |
ティルマン・リーメンシュナイダー フランツ・フォン・シュトゥック ジャン・アルプ マックス・クリンガー オスカー・シュレンマー |
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